チェンマイを出発し、チェンライのワット・ロンクンを経由したあとは、ひたすらタイとラオスの国境の町であるチェンコーンに向けて走るだけとなります。
タイ生産の日産マーチ(マイクラ)が遅いため、運転手が何度も先に行かせるように煽っているものの、マイペースで走るマーチ。
10分ほど抜けそうで抜けない展開が続き、マーチが左折した瞬間から、150kmというありえないスピードで爆走を始めました。
タイの田舎道を爆走
爆走を可能な理由は、このような一直線の道が続いているからです。
ただ、こんなところで故障でもしようものなら、大変な事態になるのでスピードの出し過ぎは自重してほしいものです。
しばらく走るとT字路の交差点に行きつきました。
左折してチェンコーンを目指すようです。
目の前には大きな山が立ちはだかり、
農具を持った住民がのんびり歩いています。
何の変哲もない田舎道だったのですが、この看板が現れた以後は、
片側二車線の立派な道に変わりました。
日本でも県境を境に道が整備されているところがあったりしますが、その類なのかと思っていたのですが、どうやら違うです。
アジアハイウェイ3号線を爆走
田舎道はいつの間にか、AH3、、、アホ3ではなく、、、アジアハイウェイ3号線となっていました!
by wikipedia
アジアハイウェイ3号線は、ロシアを起点にモンゴル、そして中国の天津まで至る陸路、さらに天津からは航路経由で上海に至り、再び中国内を南西に進み、雲南省とラオスを経由してタイのチェンライに至るという壮大な道路です。
すごい道路を田舎の政治家が利権で完成させたものだと言ってしまい、、、申し訳ございませんでした。
中央分離帯に小学校の近くには必ず歩道橋があるという、理想的な道路は制限速度があってないものらしく、ロットゥ(VIPバン)は常時120キロオーバー、さらに中国ナンバーを付けたメルセデスベンツは150キロオーバーで飛ばしています。
タイの交通事故発生率は世界トップ10に入っているという事実もあるため、田舎道の横断は慎重に行う方がよさそうです。
チェンコーン市内に到着
ロットゥ(VIPバン)の運転手が焦っていたのは、おそらくは予定したチェンコーンへの到着時刻が遅れそうだったからもしれません。
爆走のおかけで遅れを取り戻したらしく、チェンコーン市内に入るとゆっくり走るようになりました。
AH3の標識の上の1020、1174はタイ人曰く「ルート番号」なんだとか。
日本でいう県道や市道の類なのでしょうか。
チェンマイを出発してから6時間後にチェンコーンに到着しました。
休憩2回で計1時間かかっているため、チャンマイから5時間で走破できることになります。
真っ直ぐ行けばチェンコーン市内、左折するとBorder Control、国境となりなります。
国境なのでロットゥ(VIPバン)を降りる準備を始めたところ、
真っ直ぐチェンコーン市内に進むではありませんか!
乗っていた乗客が不思議そうな顔をしていますが、ロットゥ(VIPバン)はお構いなしに走り続けます。
途中大型バスが停車しているバスターミナルが見えたので、そこに入るものだと思っていましたが通過します。
すると住宅街の細い道へ入っていき、なんだか訳のわからない場所に停車しました。
ここは一体、、、どこかと途方に暮れていたところ、運転手が荷物を持って全員降りるように言います。
実はこのホテルは、ナムコーン ゲストハウス&リゾートで、ルアンパバーンへ向かうバス、スローボート、スピードボートそれぞれの乗客分けを行うツアー会社のナムコーントラベルの営業所が併設されているのです。
最初は状況を飲み込めなかったのですが、英語を話す係員から説明を聞いて理解できました。
ナムコーン ゲストハウス&リゾートの建物はしっかりした作りで、
屋外プールもあって快適そうです。
ただ、ここは国境ではなく、国境の町の中にあるホテル!一体どのようにしてタイとラオスの国境へ向かえば良いのか、次回に続きます!
チャンマイ~ルアンパバーンの陸路国境超え移動関連の記事リンク
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- チェンライのワット・ロンクン訪問
- チェンライから国境の町チエンコーンまでの移動<当記事>
- チエンコーンからファイサーイへ第4タイ・ラオス友好橋経由での陸路国境超え
- ファイサーイからルアンパバーンまでの移動