2016年11月タイ旅行記 タイ

タイ・カンボジア国境とロンクルア市場を歩いてみた☆2016年11月タイ旅行記(9)

バンコクからバスで4時間30分~5時間15分ほどの場所にある、タイ・カンボジア国境にあるロンクルア市場。

ロンクルア市場は、タイとカンボジアを陸路で行き来する旅行者にとっては、ただの通過点にある市場に過ぎませんが、実は東南アジア最大級の巨大市場であり、見どころ満載の観光スポット!

そこで今回は、タイからカンボジアへ、カンボジアからタイへと国境超えの空き時間にサクッとロンクルア市場を楽しむ方法をご紹介します。

タイ側の国境を周りを散策

まずは、ロンクルア市場の入口にあるバス乗り場から、国境のパスポートコントロール(入出国審査所)がある建物のほうへ向けて歩いてみることにします。

ロンクルア市場のバスターミナル

 
ちなみにバス乗り場(バス降り場も同じ場所)はこの辺りになります。

ロンクルア市場とパスポートコントロールがある建物の間には、タイ国鉄の線路が敷設されています。

バンコクからは、ロンクルア市場から6キロほど手前にあるアランヤプラテート駅まで列車が1日2本運行されていますが、その先にあたるカンボジア国境までの区間の列車の運行はありません。

国境を越えてカンボジアへ接続する前提での線路ですが、カンボジア側の線路敷設の目途が立っていないようです。

さらにタイの高速鉄道計画路線の構想にも、バンコク~アランヤプラテート間は含まれていないため、現状維持が続くような気がしています。

線路を渡ってしばらく歩くと、アジアハイウェイ1号線が見えてきます。

写真の奥がカンボジア側にあたり、並んでいるトラックは国境超えの列です。

一見すると数台のトラックだけのようですが、実はこの後ろに数百台のトラックが国境超えの列を成しています。

この場所が、タイとカンボジア両国にとって物流の要であることが良くわかります。

さて、歩いて国境を超える場合は、専用のパスポートコントロールへ向かう通路を通っていきます。

バンコクからバスでロンクルア市場へ到着して国境を超える場合は、この看板に沿って通路を進みましょう。

パスポートコントロールへの通路入口

 
通路の入口は、地図上ではこの辺りになります。

もし分からなければ、その辺りにいるタイ人に尋ねれば教えてもらえますが、法外な手数料をせしめるカンボジアビザの取得代行業者もいますので注意しましょう。

カンボジアビザは、日本にいながらインターネット経由で取得できます。

海に囲まれている国に住んでいる日本人からすると、歩いて国境を超えるということ自体が非日常だったりますが、ここではタイとカンボジアの住民が日常の生活の中で国境を越えています。

そのためか、パスポートコントロールへ向かう通路に緊張感のようなものは皆無です。

さらにタイでは御法度のカジノが、このパスポートコントロールを抜けたタイとカンボジアの国境の間にあるため、一獲千金を目指すタイ人も気軽に出国しているようです。

ロンクルア市場で遅めのランチを食べる

パスポートコントロールの手前までの見学を終えて、ロンクルア市場の入口に戻って来ました。

早朝にバンコクを出発して何も食べずにロンクルア市場に到着したため、遅めのランチを食べてから、市場内を巡ることにします。

入口に石造が並んでいる、感じの良いレストランで食事をすることします。

入ってみるとレストランというより食堂!申し訳ない程度の扇風機があるだけのオープンスペースにテーブルと椅子が並んでいます。

まずは冷蔵庫に並んでいるジュースの中からコーラを注文します。

そして食事の方はというと、フードコート形式で指差しで食べたいものを注文するスタイルで、メニューのようなものはありませんでした。

とりあえず、他の客用に用意していた料理を指差しして、同じものを注文することにしました。

スタッフの女の子は、簡単な英語が話せるようなので安心です。

そして運ばれてきたのがコチラ!

豚肉を甘辛く煮たものと野菜のライス添え&スープ、、、確か60バーツでした。

味がとにかく染みていて旨かったです!

ロンクルア市場を散策

ランチを終えて、まずはロンクルア入口周辺をぶらぶら歩いて見ることにしました。

タイにある市場というと、バンコクのウィークエンドマーケット(チャトチャックマーケット)が有名ですが、ロンクルア市場はそれを比べると通路幅というか、道幅にかなり余裕がある作りになっています。

おかげで自転車やバイク、ゴルフカートが市場内を駆け抜けています。

入口近くを散策した限りでは、品揃えのほうは衣料品が大半を占めているです。

ちょうどラーマ9世が逝去された直後の訪問だったため、売られているものの半分は黒いシャツ等でした。

さらに奥へと進んでみると、衣料品に変わってバッグを扱う店が増え始めました。

どうもエリアによって取り扱っている商品が違うようです。

店に並んでいるものは、当初コピー品ばかりだと思っていましたが、よく見てみるとオリジナル品もかなりありました。

価格の方はバンコクのチャトチャック市場より1割くらい安いくらいで、激安というレベルではありません。

ただ、ロット買い(10個、100個単位など)するとなると、大幅な値引きは期待できそうでした。

広大なロンクルア市場で迷子にならないように、現在位置がエリアが屋根の下に表示されています。

それに基づいて、こんな感じの地図で分かるようになっているようですが、、、、まあ参考程度にしかならないようです。

小1時間ほど歩き回ったものの、ロンクルア市場全体の1/5程度しか見ることができません。

というより、徒歩で歩き回ること自体が無謀に近いほどの広さであることが分かったので、翌日ゴルフカートをレンタルして探検することにしました。

気温30℃の中を歩き回って疲れてしまったので、Cafe Amazonで休憩することします。

Cafe Amazonはタイ石油公社が経営しているタイのカフェチェーンで、通販大手のAmazonとは関係ありません。

バンコク市内ではショッピングセンターでちらほら見かける程度ですが、地方の幹線道路沿いにはガソリンスタンドと併設する形でかなり出店しています。

ドリンクはスターバックスに比べて30%くらい安く、量も多めなところが良い点です。

ちなみにCafe Amazonは日本1号店として、2016年秋に福島県双葉郡川内村に出店を果たしています。

今後、タイのコーヒーチェーンとして、日本でどのような展開をするか楽しみです。

まとめ

ロンクルア市場を甘く見ていた、、、この言葉に尽きます。

小1時間で見ることができるのは、ロンクルア市場のほんの一部だけで、じっくり見て回るのであれば2日は必要だと実感しました。


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