イスタンブールといえば、ほとんどの人が思い浮かべるのが巨大なブルーモスク、スルタンアフメット・ジャーミィではないでしょうか。
イスタンブール観光で行かなくてはならないマストスポットであるスルタンアフメット・ジャーミィですが、その裏側にも魅力的な場所がたくさんありますので、今回は街ブラを兼ねてスルタンアフメット・ジャーミィから歩いてキュチュック・アヤソフィア・ジャミィまでの様子をご紹介します。
スルタンアフメット・ジャーミィの裏側にはバザールがある
トラムのある通りから、スルタンアフメット・ジャーミィを挟んで反対側に回ると、アラスタバザールがあります。
グランドバザールと比較すれば、小さなバザールではありますが、土産物からレストランまで一通りのものが揃います。
夜になると、メヴレヴィー教団の儀式である、白装束の人がくるくる回り続けるセマーを見ることもできます。
スルタンアフメット・ジャーミィの裏側エリアの注意点
スルタンアフメット・ジャーミィの裏側一帯は、一般住宅と小さなホテル、ホステルが立ち並ぶエリアになっており、夜中に歩いていても開いているカフェやレストランがあるせいか、街灯もあちこちにあり治安が良いのが特徴です。
ただ、歩いていると「ワタシ ニホンジン スキデス」「ドコカラ キマシタカ」など日本語でやたら話しかけられるので、ホイホイ付いていかない方が良いでしょう。
※ボッタクリレストラン、買うまで帰れない絨毯屋に連れて行かれる可能性があります。
スルタンアフメット・ジャーミィ裏という観光地の近くですが、売っているものは、そこまでバカ高いというものではありません。
買い物をするのであれば、日が高いうちにするほうが良いでしょう。
ホテルやホステルと共に、一般の人が住む一戸建てやアパートもたくさんあるエリアのため、食料品を扱うお店もたくさんあります。
こちらは八百屋さんです。
きゅうり、たまねぎ、じゃがいも、スイカ、トマトが並んでいます。
青や赤のりんご、キウイ、西洋梨、チェリーなどが並んでいます。
八百屋を見る限り、品揃えは豊富なようです。
ただ、日本でお馴染みのコンビニのようなお店はあまりなく、ほとんどが個人商店です。
旅の必需品である石鹸や歯ブラシ、電池のようなものは、忘れずに日本から持ってくるか、見つけたときに買うのが良いでしょう。
イスタンブールにはやたら猫が多い
イスタンブールの街中を歩いていると、あちこちで猫を見かけます。
道端にじっとして日向ぼっこをしているか、ゴミをあさっているかのどちらかです。
大半は飼い猫ではなく野良猫なのでしょうが、人が近づいても逃げたり怯えたりする様子もありません。
そんな猫の中の一匹がおもむろに動き出しました。
どうやらイスタンブールを案内してくれるようです。
付いていくと目的地のキュチュック・アヤソフィア・ジャミィに到着しました!
数メートルですが、案内ありがとう!
キュチュック・アヤソフィア・ジャミィ
キュチュック・アヤソフィア・ジャミィは、6世紀にユスティニアヌス帝により建てられた聖セルジウスと聖バッカス教会が元になっていて、オスマン帝国の時代にジャミィ=モスクに改装されました。
塔のようなミナーレ、右側に増築された色の違う回廊とドーム屋根はモスク、それ以外の赤いレンガの部分はビザンツ様式の教会の名残が残る不思議な建物にです。
観光客もほぼおらず、イスタンブールの下町にひっそり佇むモスクです。
イスタンブールの住宅街の廃墟がヤバい
キュチュック・アヤソフィア・ジャミィを後にして、トラムが走る大通りに移動します。
車の走る方向に行けば、大通りで出られると踏んで歩いていると、異彩を放つ建物が現れました。
時代の流れから取り残されたような廃墟が、住宅街のあちこちに点在しています。
何があったのかよくわかりませんが、意外に廃墟の隣が今どきの綺麗な豪邸だったりするので、土地の所有者がいないために放置されているのでしょう。
廃墟を探してイスタンブールの街をさまよっていると、見たことがあるモスクが見えてきました。
いつの間にか出発したスルタンアフメット・ジャーミィ周りをぐるっと一周していたようです。
急な坂を登りきると、トラムが走る大通りに出ました。
トラム沿いは交通の便が良いため、商店やレストラン、カフェ、そしてホテルが集まっています。
キュチュック・アヤソフィア・ジャミィの場所と行き方
トラムのチェンベルリタシュ駅、スルタンアフメット駅から徒歩15分
まとめ
朝の散歩として90分ほど、スルタンアフメット・ジャーミィの周りをぐるっと1周しましたが、意外と見るものが多く、楽しむことができました。
旅のスケジュールはキツキツに入れるよりも、余裕を設けているほうが、今回のような気まぐれ散歩ができて良いですね。