イスタンブールのヨーロッパ側は旧市街と新市街に分かれており、今回は新市街の入口になっているガラタ橋からガラタ塔を経由して、イスタンブールの銀座ことイスティクラール通りまでの行程をご紹介します。
まず出発は、ガラタ橋のたもとにあるカラキョイ駅からです。
カラキョイ駅の周辺は、シャワーや浴槽、トイレやなどの家庭用の水回りの製品を扱う問屋街が多いです。
カラーや透明の便座など、日本だとお目にかかれないものが並んでいて面白いです。
ガラタ塔への道に迷う
ガラタ塔へ向かうべく近道を探してみたものの、あちこち歩いても見つかりません。
すると観光客の一団が地図を広げながら階段を上っていくのを見つけたので、あとを付いていくことにします。
しばらく階段と坂道を上っていると、細い道沿いに洋服や小物の店やカフェなどが増えてきました。
空を見上げると、目的地のガラタ塔が見えてきました。
ガラタ塔へ向かう細道沿いには、搾りたてのオレンジジュースを出すカフェもあります。
定番の絵葉書やキーホルダーを売る土産物屋もあります。
目の前にガラタ塔へ登るための列が見え始めると、坂の頂上に到着です。
ガラタ塔は、9階建て石造りの塔で高さは約67メートル。
ボスポラス海峡を見渡せる小高い丘の上に、西暦507年に木造の塔が最初に、後に石造りの塔に変更されました。
今回はガラタ塔の上に登るつもりでしたが、列の最後尾にいる係の人に聞くと2時間待ちだということで断念しました。
人が少ない時間は午前の早い時間帯、あとは夕方とのことです。
ガラタ塔の前は、大道芸が見れたり、露店が並ぶ賑やかな広場になっています。
この露店は、青りんごを機械で剥いて売っています。
人気のようで10人くらいの人が常に並んでいました。
ガラタ塔からノスタルジック・トラムヴァイの乗り場まで歩いてみる
ガラタ塔から次はイスティクラール通りの入口を目指し、さらに坂道を上っていきます。
ガラタ橋からガラタ塔までの細道とは打って変わって、ガラタ塔からイスティクラール通りまでの道幅は広く歩きやすくなります。
通りの両端には、楽器屋さんがずらっと立ち並ぶ楽器屋街になっています。
さながら東京でいうと、御茶ノ水駅周辺のような感じです。
トルコの伝統楽器はごく少数、大半がギターにシンセサイザー、ドラムセットなどです。
坂の途中で疲れたら、新鮮な貝の屋台、カフェやレストランもあります。
さらに歩いていくと、
ノスタルジック・トラムヴァイ(アンティークトラム)が見えてきました。
ここがイスティクラール通りの入口、テュネル駅です。
ガラタ塔の場所と行き方
ガラタ
トラムのカラキョイ駅から徒歩10分
【おまけ】荷物拾わせ強盗要注意のガラタ塔下の階段
まとめ
ガラタ橋からガラタ塔を経由してイスティクラール通りの入口のテュネル駅まで、ゆっくり歩いて徒歩20分。
ほぼ上り坂で、途中は息があがるキツイ坂もあります。
坂道は上りたくないという方は、ガラタ橋からイスティクラール通りの入口までを、テュネル・フニキュレル鉄道という地下を走るケーブルカーが3分で結んでいます。
ケーブルカーは、ロンドンについで世界で2番目に古い地下鉄とのことですが、今回は敢えてキツイ坂道を歩いてみました。
坂の途中はカフェや土産物屋が立ち並ぶ歩いて楽しい通りであると共に、夜は歌舞伎町ライクな繁華街という顔も持っています。
昼間歩く分には治安上問題はないので、興味のある方は繁華街のほうも訪れてみてはいかがでしょうか(ヤバいので今回写真撮影はしませんでした…)。