メモ
トラスケ(@lkardtheworld)です。
香港には過去何度も訪れてはいますが、ほとんどが数時間のトランジット。そのため香港とセットで観光する方が多いマカオには一度も足を踏み入れたことがありませんでした。
そこで意を決して日帰りですが、未開の地マカオへ香港から高速フェリーで行ってみることにします。
香港島のフェリーターミナルへの行き方とチケット購入方法
香港からマカオへ向かう場合、香港島の上環にある港澳客輪埠頭フェリーターミナルか、九龍の尖沙咀にある中國客運碼頭フェリーターミナルの2つがメジャーです。
今回は宿泊したのが香港島だったため、上環にある港澳客輪埠頭フェリーターミナルへ向かいします。
上環駅から港澳客輪埠頭フェリーターミナルまでは地下通路経由でアクセスできます。「港澳碼頭 HK Macau Ferry Terminal」の標識に従って歩くだけなので迷うことはありません。
標識に従って歩いていけば、フェリーチケットブースがずらりと並んだエリアに行き着きます。大きなスーツケースや荷物を抱えている人の後を付いていけば十中八九行き着けます。
運航しているのはTURBO JETという会社で、窓口に「HK to Macau」と表示が出ているところでチケットは購入できます(現金、クレジットカード可)。
フェリーは15分おきに出ているので、予約していかなくても直近で出発する便に乗ることができます。
チケット代は、平日昼間のエコノミークラスで香港〜マカオは164香港ドルです(マカオ〜香港は153香港ドルと微妙に異なります)。詳細のチケット代はコチラをご覧ください
フェリーの所要時間は約60分ですが、さらにお急ぎの方向けには、香港〜マカオを15分で結ぶヘリコプターに乗るという選択もあります。
香港〜マカオは片道4,300香港ドルと、フェリーの25倍というビックリ価格ですが、セレブな気分を味わいたい方にはピッタリではないでしょうか。
チケットを購入した後は、「往澳門 TO MACAU」と書かれた案内板に従って、出国手続きとフェリー乗り場のあるある建物に進みます。
出国手続きはあっけないほど簡単!窓口にパスポートを出すだけで、特に質問等はされません。
出国手続きが終了すれば、フェリーの待合スペースで出発を待ちます。
出国手続きの手前、もしくは待合スペースの乗り場で、座席指定を受けましょう(座席番号入りのシールをもらえます)。
フェリーの待合スペースはご覧のような混みようです。
時間が来れば放送と係員の誘導が始まりますので、指示に従ってフェリーに乗船します。
TURBO JETフェリーの船内をご紹介
フェリーの船内はぎっしりとシートが並ぶ詰め込み仕様になっていますが、窮屈さはありません。トイレや売店も完備しています。
前のシートとの間隔は、感覚ですが新幹線と同じような感じで、足を組むことは余裕でできます。
テーブルもありますので、パソコンを広げて仕事をするも良し、食べたり飲んだりするも良しです。
気になるフェリーの揺れについてですが、乗船した日は快晴で波も穏やかでしたので、吐きそうになるような揺れはありませんでした。
船酔いしそうな方は事前に酔い止め薬などを飲めば大丈夫です(もしもに備えてリバース用の袋も完備しています)。
ちなみに、アネロンは東南アジアをバスで旅する場合に欠かせない酔い止め薬!いつも重宝しています。
マカオの入国審査はあっけないほど簡単
香港の出国もあっけないほど簡単でしたが、マカオ入国も同じく簡単!出入国カードの提出等はありませんので、窓口でパスポートを渡すだけでOKです。
香港からヘリコプターでやってくる場合は、フェリーターミナル上にあるヘリポートに到着になります。
入国審査ブースを抜ければ、観光案内所、ATM、SIMカードの自動販売機設置されています。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、マカオの通貨パタカは香港ドルと等価のため、わざわざ両替する必要はありません。
商店やレストランでの支払い、公共交通機関のバスでも香港ドルがそのまま使えます。
マカオの電話会社のSIMカードの自動販売機は複数台あり、パスポートなしに購入できます。
マカオのみで使える、2日間有効のものが50パタカ(=香港ドル)、3日間有効のものが78パタカ(=香港ドル)等、各社でプランはさまざまです。
マカオのみしか訪問しないという方は、フェリーターミナルで購入するのも良いのですが、香港とマカオの両方を訪問する方は、日本で予めSIMカードを購入しておくほうがコスト的にも、そして空港での購入や設定の手間がかからないので良いです。
マカオの観光の見どころをざっとご紹介
マカオフェリーターミナルから世界遺産がある中心部までは徒歩で30分〜40分、バスであれば15分くらいの距離です。
バスはマカオ市内を縦横無尽に走る、唯一の公共交通機関ですので便数もかなりあります。
バスに乗る際にお金を支払い、降りる際にはブザーを押すします。
バスは、マカオ半島内のみを走るバス、タイパ島内のみを走るバス、マカオ半島とタイパ島をまたいで走るバスの3種類があり、それぞれ料金が異なります。
バスに乗って最初にやって来たのは、モンテの砦です。
高台に気づかれた砦で、古い砲台が残されています。マカオ市内はもちろんのこと、中国の珠海エリアを見ることもできます。
モンテの砦から市街地へ急な坂を降りると、古き良き時代の町並みが広がっています。
町を散策しながら、名物のエッグタルトの食べ比べをしてみました。
マカオの世界遺産といえば、誰もが頭に浮かぶのが聖ポール天主堂跡です。
「聖ポール天主堂跡」というだけあって、建物は火事で消失しているので、本来教会の中の部分は広場になっています。
聖ポール天主堂跡一帯は、とにかく観光客の数がすごい!その観光客を目当てにしたお土産物屋さんの数もすごいです。
どのお土産物屋さんも、ポークジャーキーやお菓子などの試食がし放題ですので、自分の舌で試してお土産物を購入することができます。
聖ポール天主堂跡から徒歩15分ほどで、カジノが立ち並ぶエリアに到達できます。
マカオの中心部からマカオフェリーターミナルへ行く方法
マカオを走るバスは、「外港碼頭」といわれるフェリーターミナル行き、「關閘」といわれるマカオと珠海の国境までの2つが主な行き先、経由地になっています。
市内からフェリーターミナルへ向かう場合は、行き先表示板に「外港碼頭」が表示されているバスの乗ればOKとです。
今回はホテルリスボア前のバスターミナルからバス乗りました。
ホテルリスボア前からフェリーターミナルまで、所要時間は15分程度です。
マカオフェリーターミナルで香港行きのチケットを購入する方法
マカオフェリーターミナルのチケット売り場、出国手続きは2階で行われます。
マカオフェリーターミナルからは、香港島、九龍行きの他にも、日本人観光客が使う可能性が高い香港国際空港行き、新界エリアの屯門行きの便があります。
さらに大陸行きは、深センの蛇口行き、深セン国際空港行きもあります。
お金に余裕がある方は、ヘリコプターで香港に向かう手もあります。
各行き先別にチケット売り場がありますので、間違えないようにしましょう。
今回は香港行きのチケットを購入します。
マカオの出国審査も簡単そのもの、日本人であればノーチェックも同然です。
出国審査後のエリアは大型免税店のようなものはありませんので、さっさとフェリーの待合スペースに向かいましょう。
フェリーの待合スペースは乗り場別に設けられており、入口でチケットの確認と座席指定を受けられます。座席指定といってもただ順番に割り振っているだけですので、大きな荷物があるような方は通路側にしてもらう等の希望を言うようにしましょう。
フェリーは時間通りにマカオを出発して、60分で香港に到着しました。
まとめ
香港〜マカオのフェリーは1時間あたりに数本と使い勝手が良く、しかも60分程度と時間もそれほどかかりません。
フェリーのチケットはクレジットカードがあれば購入できるので、香港旅行のついでにパスポートだけ持ってマカオ半日、1日旅行が気軽にできます。