メモ
トラスケ(@lkardtheworld)です。
ホーチミンの北西にあるクチトンネルは、ベトナム戦争を戦った、通称ベチコンこと南ベトナム民族解放戦線の拠点だった場所です。
何の変哲もないジャングルの中に、縦横無尽に掘られトンネルは圧巻、さらにトンネルの中に入って体験もできることから、人気の観光スポットになっています。
ただ、自力でクチトンネルまで行くとなると、市内から70キロも離れた場所であるがゆえに、バスの乗り継ぎも大変!
そこで今回は、素直に1人参加でもOKな、現地参加のツアーに参加してクチトンネルまで行って来ました。
ホーチミン市内から約1時間でクチトンネルに到着
ツアーの集合場所から専用バスに乗り込み、クチトンネルまでは約1時間かかりました。
バスを降りてクチトンネルのチケット売り場へ向かいます。
個人の場合はこちらのチケットオフィスでチケット購入しますが、今回はツアー参加費にすべて含まれているため購入不要です。こういう手間がかからない点はツアーのメリットです。
チケット売り場の横には、日本語のパンフレットも完備されています。細かい説明はツアーは日本語が達者なガイドさんが帯同しているので、パンフレットなしでも楽しめます。
クチトンネルは、適当にぶらぶら見て回るスタイルではなく、見どころを順路通りに見学するスタイルになっています。
チケットオフィスから、チケットチェックブースがある大きなトンネルを過ぎると、まずはクチトンネルの歴史が分かるビデオを見るスペースで、事前レクチャーを受けます。
まるでモグラのトンネルように縦横無尽に掘られた断面図の展示もあります。
ガイドブックでお馴染みの縦穴に入ってみた
続いてガイドブックで必ず紹介されている、クチトンネル名物?の縦穴の説明があるエリアへ移動します。
ガイドさんの日本語案内と共に、現地の兵隊さん?が身を削ってトンネルの説明をしてくれます。
縦穴に入って落ち葉を散らしてしまえば、どこに穴の入口があるかさえも分かりません!
ここまで徹底していたからこそ、勝利をおさめることができたのでしょう。
えー、僭越ながら私も縦穴に入れる名誉に預かることできましたので、同じくツアーに参加の方に撮影をしていただきました。まずは縦穴に入ってスタンバイします。
蓋を頭の上に上げて、恐る恐る腰を降ろしていきます。
蓋を閉じてしまえばご覧のような感じ。この跡に落ち葉を散らせば完璧に隠れることができます。
ちなみに穴の入口は狭いですが、穴の中は人が3人くらいは隠れされるくらいのスペースが確保されています。
ランボーにも登場したAK47の射撃体験ができる
縦穴見物のあとは、縦穴に設置されていたワナが展示されているブース、そして当時の米軍の大砲や戦車が展示されているブースに移動します。
ホーチミン市内の人気観光スポットである戦争証跡博物館にも多数の敵の戦闘機や戦車が展示されていますが、クチトンネルにも同様に、朽ち果てた大砲や戦車が展示されています。
続いては人気アトラクション?の射撃体験ブースにやって来ました。
旧ソ連製のAK47、米製のM16などの戦争・スパイ映画やドラマで聞いたことがある自動小銃を試射することができます。
試射はツアー代とは別、各種自動小銃ごとに価格設定が異なっています。
よくよく価格を見ると、下は40、000VND(約200円)から50、000VND(250円)という驚きのお手頃な価格となっています。
試射をしたいツアー参加者のために、試射受付のある休憩スペースとお土産屋さんが一緒になった建物で15分くらいの休憩時間が設けられますので、試写体験自体は可能です。
試射は受付のすぐ前にある射撃場で、1人につき1人の兵士が付きっきりで指導してもらえるので、
女性の方も多数試射を楽しんでいました。
ガイドブックでお馴染みの横穴に入ってみた
クチトンネルには先に体験した縦穴だけではなく、縦横無尽に掘られた横穴もあります。
試射ブースに引き続いで、最大のアトラクション?でもある、横穴体験ブースにやって来ました。
写真を見ると、続々と横穴に入っていっているように見えますが、5人に3人くらいは入ってすぐに引き返して出てきます。
というのも、横穴の中は腰を落としてすり足のように歩かないといけないほど、超狭いトンネルを歩く羽目になるからです。
しかも明かりはわずかな電球があるだけ、中はむせ返るような暑さと、こんなところで人が隠れていたことが信じられないような過酷な環境です。
横穴トンネルの長さは50メートル程度なので、5分程度で進めば外に出ることができますが、体験した方は口々に「トンネルの入口で引き返すべきだった」という始末。それほど過酷ということです。
その他に、クチトンネルのベトコンが食べていたイモや果物の実食体験もできます。
コースの最後にはお土産屋さんもありますので、記念に何か買って帰りたい方はこちらで購入するのが良いでしょう。
まとめ
ベトナム戦争の記憶を今に伝える施設はベトナム国内にたくさんありますが、その中でもクチトンネルは一度は訪れるべきスポットだと思います。
今回は、スケッチトラベル・ベトナムさんの午前クチトンネル+午後メコン川クルーズがセットになったツアーに参加し、午前中のクチトンネルの様子をご紹介しました。
クチトンネルまでバスで自力で行くことは可能のようですが、手間と時間を考えると、一人旅でも参加できて、貴重な時間を有効に使えるツアー参加をおすすめします!