メモ
※当記事で紹介している、エチオピア航空による『ソウル仁川〜香港〜アディスアベバ』線の一部である『ソウル仁川〜香港』線は、2018年6月からの『ソウル仁川〜アディスアベバ』線の直行便化で廃止されます。同時に『成田〜香港〜アディスアベバ』線も香港経由便は廃止され、『成田〜ソウル仁川〜アディスアベバ』に集約されました。
トラスケ(@lkardtheworld)です。
初搭乗になるエチオピア航空は、エチオピアの首都アディスアベバから香港経由でソウル仁川国際空港に乗り入れています。
今回の仁川~香港も、往復で燃油サーチャージ込みで25,000円とフルサービスキャリアとしては、かなり安めのチケットを公式サイトで購入することができました、
果たして、アフリカの航空会社のサービスは、安かろう悪かろうなのか、そうではないのか、、、しっかり今回検証してきました!
仁川国際航空の出発はサテライトから
エチオピア航空の香港経由アディスアベバ行きは仁川国際空港のサテライト成田にも2015年4月に香港経由で乗り入れを開始しており、成田~香港の利用もできるため全日空より安く香港へ行きたい方には人気のようです。
125番ゲートからの出発です。
搭乗開始の10分前に搭乗ゲートにやって来ましたが、早くも列ができていました。
利用者を見るに、韓国人7割、アフリカ系な方3割のような感じで、日本人は管理人ただ1人という完全なアウェイ状態でした。
今回搭乗するのは、最新鋭機のB787-8です。ちなみにANA、JALに続き世界で3番目の運航のようです。
搭乗ゲートのモニターに表示されるエチオピア航空のロゴ。アルファベットの下の文字はエチオピア文字のようですが、何となくハングルに似ているように思います。
ET609は、アシアナ航空とのコードシェア便になっています。小さく「via HONG KONG」と書かれていますが、香港前の乗客は全体の3割程度でした。
エチオピア航空B787-8ののシートとモニターとチェック
ビジネスクラス、スターアライアンスゴールドメンバーの優先搭乗で、早々に登場させていただきます。
搭乗機はET-AOR。2012年10月運運航開始で、機体の愛称が「Addis Ababa」です。
運命の分かれ道、、、、残念ながら搭乗ゲートで「ピンポン⇒チケット交換」もなく、大人しくエコノミークラスの入口へ向かいします。
この旅の第1行程の成田~仁川は、「ビジネスクラスへのインボラ」があっただけに期待していたのですが、残念です。
乗客1人1人のチケットを入念にCAさんがチェックしているため、優先搭乗にもかかわらず列ができています。
暇なので、こちらもショットを撮影してみました。
エチオピア航空のコーポレートカラーであるモスグリーンのシートが整然と並んでいます。
シート間隔は標準的で、狭くもなく広くもないといった感じです。
エコノミークラス全席にシートモニターが設置されています。さすがは最新鋭機だけあります。
シートモニターは、英語、フランス語、エチオピア語、中国語の4言語に対応しています。日本語には残念ながら対応していません。
タッチパネル式の最新鋭のシステムのため、操作がもたつくようなこともなく、快適に操作できます。
日本語に対応した映画はずばり邦画2本だけ(タイトルは失念)ですので、本やお気に入りの動画を入れたスマホやタブレットを持ち込んだ方が時間が潰せます。
暇つぶし用のゲームも用意されていますが、コントローラーを兼ねたリモコンがシートにがっちり固定されているため、どのようにして遊ぶのか不明です。
今回の搭乗中はずっとモニターにはエアショーを表示していました。
仁川と香港は直線で結ぶと近いのですが、実際には海上を進むのでちょっと遠回りの空路になります。
安全のしおり、機内誌は英語とフランス語、エチオピア語のため、ざっと見るだけとなりました。
エチオピア航空の機内サービスと機内食
アフリカ旅行と思われる韓国人団体客の搭乗が遅れたため、定刻より少し遅れて無事仁川国際空港を離陸しました。
エアショーの画面は、ANAのB787-8、B787-9と同じです。
離陸後香港までの所要時間は3時間30分。東京成田・羽田)からの場合は4時間ですので、ソウル仁川からのほうが香港に30分ほど近いようです。
離陸してから30分ほど経ったころ、お待ちかねのスナックタイムとなりました。
スナックタイムなので、スナックが付いてくるはずですが、、、提供されたのはドリンクのみでした。
エコノミークラスですが、アルコールは赤白ワイン、ウイスキーもあるなど、そこそこ充実しているようでしたが、オーダーしたのはビールです。
ババリアビールというオランダのビールのようです。
そしてお待ちかねの機内食がコチラ!メインはチキンとチャーハン、前菜がサラダ、デザートはチーズケーキというアフリカ色ゼロの内容でした。
ドレッシングのパッケージを見ると、香港の表記があるため、機内食は香港積み込みのようです。
2杯目のビールと一緒に、機内食を平らげました。味の方は申し分のない、なかなかの美味でした。
あっという間に香港到着
機内食を食べてひと眠りしていると、ベルト着用サインが点灯!無事香港国際空港に着陸しました。
ここでアディスアベバまで通しで乗る乗客は機内待機、管理人を含む香港で降りる客のみが降機します。
降機したのは韓国人がほとんどで、しかも若者が大半。エチオピア航空が仁川~香港を相当安く販売しているせいかもしれません。
駐機したのは45番ゲートと、香港国際空港でもかなりの端っこのゲートです。
歩くのが面倒なので、シャトルで入国審査場まで移動です。
入国審査は長蛇の列でしたが、管理人は自動化ゲート「e道」を申請済みのため、スムーズに香港入国できました。
ちなみに、ANAやJALなどの航空会社の上級会員なら、自動化ゲート「e道」の申請が可能です。
荷物のピックアップに多少時間がかかりましたが、降機から30分ほどで税関を通り外に出ることができました。
ちょうどクリスマス前のため、香港国際空港内のあちこちにツリーが飾られていました。
ツリーの横には、香港国際空港で夜を明かす皆様がお休みモードに入っています。
到着階にはあちこちにソファーがあり、コンビニも24時間営業のため、夜を明かすには問題ない環境のように思います。
まとめ
はじめのエチオピア航空利用ということで、サービス面で不安がありましたが、蓋を開けてみると特に移動するだけであれば問題ないフライトでした。
不満があるとすればただ1つ、2012年運航開始のB787-8は、すでに10年くらい経過したようなくたびれぶりでした。
シート前のポケットの紐は取れたまま、一部シートはリクライニングがおかしい、トイレの洗面台の鏡やシンクは傷だらけなどなど、、、同時期に就航したANAのB787-8と比べると、びっくりという感じでした。
エチオピア航空はB787-8の他にも、最新鋭機のA350-900を運航するなど、機体の入れ替えを推し進めていますが、メンテナンスをきちんとしないと、すぐにボロボロになりそうです。