カンボジアのシェムリアップから首都プノンペンへ移動する場合、
大きく分ければ4つの手段があります。
コストパフォーマンス重視であればバス、速さを取るなら飛行機になります。
ただ、飛行機は閑散期である4月~9月にかけてはBASSAKA AIRやBAYON AIRといったカンボジアの新興航空会社が19~25USドル程度で飛んでいます。
それが繁忙期にあたる10月~3月になると100USD近くに価格が上昇します。
まさに需要と供給次第で価格が5倍に跳ね上がる、、、日本の国内線のようです。
そうなると、繁忙期だろうが閑散期だろうが、価格が変わらないバスが俄然良いということになります。
今回はシェムリアップからプノンペンまで、ハイクラスなバスを走らせるGIANT IBIS BUS(ジャイアント・アイビス・バス)に乗って移動しました。
シェムリアップは私設のバス乗り場から出発
ジャイアント・アイビス・バスのバス乗り場は、国道6号線の北側、住宅街の真ん中にあります。
今回はバンヤンリーフホテルで事前にチケットを手配してもらったため、ホテルからバス乗り場まで送迎してもらえました。
価格は送迎代込で2015年1月当時は15USドル、送迎なしなら12USドルでした。
2016年7月現在は送迎なしが15USドルになっているため、シェムリアップのホテルからの送迎付きの場合は+3USドルくらいを見ておいた方が良いかもしれません。
提供 Giant Ibis Bus
ジャイアント・アイビス・バスは、プノンペンからシェムリアップ、シアヌークビル、カンポット、そしてベトナムのホーチミン線を運航しています。
ジャイアント・アイビス・バスのチケットはシンプルな紙に手書きされたものです。
シェムリアップからプノンペンへは、昼便が3便、夜行便が3便の1日6便体制で、今回乗ったのは12:30に出発する昼の最終便です。
バスの下にスーツケースを載せる荷台です。
きちんと積まれているかチェックしたうえで乗車します。
バスの車内は想像よりキレイ!皮製シートが搭載されています。
バスは現代製、ピカピカの新車とは言えませんが、5年は経っていないと思うので、ひとまず故障はなさそうです。
アサインされたのは運転席の真後ろなので、景色を楽しむことができました。
ジャイアント・アイビス・バスのバスには、シートごとに電源が付いています。
WiFIも完備されてはいるのですが、乗客が一斉利用するため遅くて使い物になりませんでした。
プノンペンに向けて出発進行
定刻の12:30にバスはプノンペンに向けて出発しました。
シェムリアップ市街地は道も舗装されているので、揺れることなく快適です。
5分ほど走ると、運転席横に置かれた青いビニール袋の中身が露わになりました。
その正体が!
こちらのパンプキンパンです!
ジャイアント・アイビス・バスはフードサービスも付いています!
車掌の兄ちゃんがパンを配り終わると、冷蔵庫の中から出されたものは、
ジャイアント・アイビス・バスのオリジナルミネラルウォーター!!!
東南アジアのバスではよくある、ドリンクとフードのサービスですが、なんか得した気分になれます。
バスはトラブルもなく順調に2時間ほど進み、シェムリアップとプノンペンの中間地点にあたるドライブインで1回目の休憩となりました。
犬がお出迎えしてくれます。
目の前は沼のような川のようなところです。
遠くの沖にトンレサップ湖です。
食事もできるドライブインですが、15分の休憩とのことなので水を購入しただけでした。
素朴なカンボジアロードを進む
シェムリアップから1回目の休憩をしたドライブイン到着まで約2時間は、距離的にはシェムリアップとプノンペンの中間地点。
そうなるとあと2時間でプノンペンに到着できる計算になります。
ですが!時間がかかるの理由が、しばらく走るとわかりました!
こんな感じで最初は爆走できていましたが、
未舗装区間があちこちで現れるようになります(動画1:00~)
赤土は自動車やトラックで踏み固められていますが、あちこちに水たまりがあります。
バスに乗車したのは1月でしたが、雨季になると一体どうなることやら、、、です。
悪路を進むこと約2時間、集落がぽつぽつ見えるような場所にあるドライブインで2回目の休憩となりました。
休憩時間は30分、ここでは食堂でチャーハンを食べました。
食事の後はドライブインの周りを軽く散歩します。
高床式の家が並んでいます。
自転車で通学する中学生?でしょうか。東南アジアでは日本の放置自転車をリサイクルしたものを見かけるので、もしかしたら彼らの自転車も日本からやってきたものかもしれません。
2回目の休憩が終わるとバスは出発し、さらに2時間後に3回目の休憩を挟みます。
そして20:00にプノンペン中心部にあるジャイアント・アイビス・バスの営業所に到着しました(写真は別の日に撮影)
複数のバスの営業所が集まっているエリアです。
まとめ
カンボジアのバスは一体どんなものかと構えていましたが、ジャイアント・アイビス・バスのバスは快適でまったく問題ありませんでした。
シェムリアップからプノンペンへの移動で有名なバス会社として、キャピトルバスもありますが、快適度ではジャイアント・アイビス・バスに軍配が上がると思います。
ジャイアント・アイビス・バスは、WEBからの予約もできますし、ホテルで予約もできるので、カンボジアに行かれる際は利用されてはいかがですか!