世界遺産の町ルアンパバーン観光で外すことができないのが、朝の托鉢見学ではないでしょうか。
托鉢は、家々周り食べ物や生活必需品を乞うこと、ラオスをはじめとする、上座部仏教が中心のタイやミャンマーなどで早朝よく見かける光景ですが、ルアンパバーンは町中にたくさんの寺院があるため、たくさんの托鉢を見ることができます。
日本では駅前などで、笠を被ってお椀を持った僧侶がお経を唱えて施しを乞う托鉢を見かけることがありますが、ルアンパバーンでは子ども僧侶が家々を集団で周る形を取っています。
せっかくルアンパバーンに来たので、頑張って早起きをして托鉢の様子と、朝のマーケットの様子も併せてご紹介します。
観光客が少ないお勧めの托鉢見学スポット
托鉢は各寺院の周辺で行われているため、わざわざルアンパバーンの大きな寺の側まで行く必要は実はありません。
基本的に宿泊しているホテルやゲストハウスの近所に寺院がないかを、前日までに確認しておくのがベストですが、仮にその寺院が市街地のど真ん中だと、観光客で混み合う可能性があります。
そこでお勧めしたい托鉢見学のスポットが、
シーサワンウォン通りにあるロータリーからメコン川方向に伸びている沿道です。
ただ、定点観測でもしていない限り、何時に僧侶たちがやって来るかは予測できません。
早朝5時~6時と言われていますが、1時間も同じ場所でじっとしているのも大変です。
そこで写真のように、路上にお供え物を持った人たちがいないかを、まず確認しましょう。
路上に誰もいなければ、既に僧侶たちは通過してしまったということですので、その日の見学は諦めましょう。
しばらく待っていると、僧侶たちがやって来ました。
地元の人に迷惑にならないように、遠くから見守るのがコツです。
路上に座った人たちの前に僧侶たちが来ると、米などの食料を僧侶たちに渡します。
地元の人に交じって、カメラを構えて座る観光客の姿もありました。
彼らは『お供え物セット』を販売している露店で購入したものを、僧侶に渡しています。
ただ、中には小さな箱のようなものを僧侶に渡す人もいます。
基本的に僧侶が受け取るのは米や野菜などの食べ物のためか、箱は受け取らず去っていきました。
托鉢が終わった後は朝のマーケットを見学
路上に座って僧侶が来るのを待つ人がいなくなると、食堂や商店が開店準備を始めます。
ちょうどこの辺りには、食料品を扱うマーケットと朝から営業している食堂が集まっています。
托鉢を見に出かけたころには薄暗かった空も、すっかり明るくなりました。
日用品とお菓子を売る個人商店です。
土産物を仕入れのに良さそうですが、ラオスならではのものは、手作りのお菓子くらいで。
スナック菓子のようなものは、基本的にタイから輸入品のため、日本で買うのと大差ない値段だったりします。
大量生産できる製品の値段は、タイより高くなっているのがラオスです。
道路にシートを敷いて、バナナやパパイヤなどを売る露店もあります。
マーケットの中で、一番の人だかりだったのが、お肉屋さんです。
日本では屋外でぶつ切りにした肉を売るなんて信じられない光景ですが、東南アジアではよく見かけるマーケットの光景です。
解体をどこで行っているのかわかりませんが、店頭にはブロック状の肉からら、臓物ホルモン系まで一通り揃っています。
これを見てしまうと、生ホルモンを食べる気が失せます、、、
ルアンパバーンの一般家庭の冷蔵庫普及率は不明ですが、もしかするとその日食べる分だけを買いに来る形かもしれません。
魚や乾物、麺類を売る、奥には麺料理の屋台があります。
寺院の入口前は、地元の人に観光客と、朝から賑わっています。
マーケットを一通り見て回ったので、メコン川沿いに行ってみると、朝もやがかかる幻想的な雰囲気でした。
まとめ
午前5時起きして托鉢見学をして心が洗われ、マーケット見学をしてラオスの日常の様子を垣間見ることができました。
旅の最中に早起きするのは、早朝から移動しなければならないときくらいでしたが、たまには早起きして街ブラなども良いかもしれません。