前回の
からの続きです。
ラオスのルアンパバーンからタイの東北部ルーイまでを、公称7時間で走る国際直通バスに乗って、陸路で国境を超えます。
ルートはラオス国道4号線を南進し、ラオスの国境ケンターオからタイの国境ナッカセンを経てルーイまでです。
果たしてラオスとタイをまたぐ国境超えのバス旅は、どのような感じだったのかをご紹介します!
いよいよメコン川を渡る
ラオスとタイの国境は南部と北部は基本メコン川なのですが、ルアンパバーンを含む中部はメコン川の西側に当たる部分もラオス領の地域があり、メコン川超え=国境超えではありません。
ルアンパバーンを出発して2時間ほどで、メコン川にかかるR4-1メコンブリッジを通過して右岸から左岸に渡ります。
Google Mapでは橋が描かれていませんが、片側1車線の立派な橋がかかっています。
丘の上に木々が茂る大地を縫うようにして、バスは最初の休憩場所に向けて走ります。
サイニャブーリーのターナバスステーションで休憩
ルアンパバーンを出て2時間30分、距離的にはルアンパバーンからルーイ方向に1/3ほど進んだところにあるのが、サイニャブーリーです。
サイニャブーリーにある北バスターミナル、ターナバスターミナルで1回目の休憩となりました。
小さな売店と数台のバスが止まっているだけの、田舎のバス乗り場です。
乗客が歩いていく先には、有料トイレがあります。
ラオスではトイレ使用料2000キップがバッチリ徴収されますので、お金を払いたくない方は草むらで、、、、になります。
載せるか躊躇しましたが、こちらが「わりと清潔な感じ」のトイレです。
右側に水が溜めてあるので、桶で水をすくって、ブツを流します。
青い看板にターナバスステーションであると書かれています。
こちらはルアンパバーンとサイニャブーリーを結ぶバスです。
他にもバンビエン、ビエンチャン行きのバスも出ているようです。
お楽しみのランチはラオス国道4号線沿いのドライブインにて
ルアンパバーンを出発してから3時間50分、ナム・ポウイーのドライブインでランチタイムとなりました。
ドライブインに併設する形で、Mrss Phonesai Restaurant and Guesthouseというゲストハウスもあります。
バスの奥に見える建物がゲストハウスのようです。
運転手や慣れている現地の乗客の後について、ドライブインに入ります。
見た感じは、東南アジアでよく見かける普通の食堂です。
席に座っていると、特に何も聞かれることなく、チャーハンとスープが出されました。
ちょっと量は少なめですが本場の味!美味しく完食いたしました。
バス料金にこちらのランチ料金込みというのが、何ともうれしいサービスです。
30分ほど休憩らしいので、食べ終えたあとドライブインの周りを、ぐるっと散歩してみました。
電柱も街灯もある、おそらくは町の中心部だと思われる場所です。
移動店舗で野菜やフルーツが売られています。
その傍らのピックアップトラックで遊ぶ子どもたち。
仲良し兄弟が自転車で二人乗りをしています。
ラオスの山の中の町ですが、割とインフラは整っているようです。
ドライブイン前の店舗では、行き交うトラック運転手がミネラルウォーターやお菓子などを買っていくようです。
治安のよいラオスですが、もしもときは番犬が盗人を捕まえてくれるのでしょう。
3回目の休憩は短め
ルアンパバーンを出発して6時間、3回目の休憩場所はガソリンスタンドでした。
給油することなくトイレ休憩のみで15分ほどでした。
残念ながら場所は記録していませんが、距離的にいって
パークライ辺りではないかと想定されます。
ラオス国境ケンターオに到着
ルアンパバーンを出発して8時間、ラオス国境ケンターオに到着しました。
ラオスの出国は特に何も聞かれることも、極めてスムーズでしたが、ラオスからタイに向かうラオス人は慎重にチェックをしているようでした。
そのため40名ほどの乗客全員の出国手続き終了まで、40分くらいかかりました。
国境前にはアセアン10か国の旗が掲げられています。
乗客が全員揃ったところでバスは再び出発!
国境の川はメコン川ではなく、ナムハンという泳いで渡れそうなくらい小さな川です。
ただ、しっかりタイ側に鉄柵が張り巡らされているので、不法入国はNGです。
タイ国境ナッカセンに到着
ラオス国境から走ること5分、
タイ側の国境ナッカセンに到着しました。
ラオスからの出国では、荷物はバスに積んだままで良かったのですが、タイ国境では全て降ろして、一つ一つチェックを受けます。
入国審査自体は、1分もかからず終了しました。
ただ、ラオス人は厳しく入国チェックしているらしく、ここでも30分ほど待つ羽目になりました。
バスに乗って待っていても退屈なので、犬を撮影したり
トゥクトゥクを撮影してみたりと、時間を潰しました。
ナッカセンを出発したのが17:00。
終点のルーイのバスターミナル到着時刻は18:00となりました。
まとめ
ルアンパバーンからルーイまで公称7時間のはずが、結局10時間かかりました。
途中3回の休憩、国境での諸手続きがあるので、実質バスで走っている時間は7時間くらいでしょうか。
やはり陸路でのバスでの国境超えは、提示されている時間の2時間増しくらいを見ておく方が良さそうです。
今回のバス旅は、極めて快適で特に嫌なこともなかったため、どなたにでもお勧めできます。
ルアンパバーンから同乗した乗客は、ルーイからバンコクまで深夜バスで行くと言っていました。
確かにルーイ発バンコク行きのバスが何本かあるので、できるだけ安く快適にルアンパバーンとバンコクを行き来したい方にも、今回のルートはお勧めできますね。
管理人はルーイで一泊して、次の目的地にスコータイへ向かいます!