坂の多いリスボン走るケーブルカーの1本であるビッカ線の見どころと乗り方をご紹介します。
スタートはルイス・デ・カモンイス広場から
地下鉄ブルーラインとグリーンラインが交差するバイシャ・シアード駅の長い長いエスカレーターを登った先に、ポルトガルの詩人であるルイス・デ・カモンイスの名が付いた広場があります。
広場の周囲は雑貨屋さんやカフェが立ち並んでいる、おしゃれなエリアになります。
ルイス・デ・カモンイス広場前の周りの道路には、四方に向けて路面電車の線路が伸びていますが、現在はビッカ線の最寄り駅に行くために乗り込む28番の路線だけになっているようです。
ビッカ線の上の駅に到着
ルイス・デ・カモンイス広場前から路面電車に乗って3分ほどで、ビッカ線の上側の駅に到着しました。
路面電車を降りるとお目当てのビッカ線のケーブルカーが到着していました。
ビッカ線は坂道の多いリスボンの移動を容易にするために1892年に建設された由緒ある乗り物なのですが、落書きが、、、、ひどいです。
少し降りたところから反対側を撮影してみましたが、こちらも落書きがひどいです。
一瞬ドラえもんかと思いましたが、青い虎か豹のようです。
と、撮影に夢中になっているとケーブルカーが発車してしまいました!
犬と一緒にケーブルカーを見送りました。
ケーブルカーの線路沿いを歩いて降りる人も多いので、管理人も後を付いていくことにしました。
どこを撮っても絵になる風景です。
7~8分ほど線路沿いを歩くと、ビッカ線の下の駅が見えてきました。
後ろを振り返ってみると、ビッカ線は傾斜がかなりきついです。
地面すれすれから撮影すると、傾斜のキツさがよくわかります。
ビッカ線の下の駅へ行ってみる
ビッカ線の下の駅まで歩いてきたものの、このまま建物の中に線路沿いに入って良いものかと躊躇していると、後から歩いてきた地元の人に写真右側の建物に行くように言われました。
何の変哲もないアパートの横にすり抜けると、
自動車が走る広い道路に出る階段がありました。
道路に出てみると、ビッカ線の下の駅舎(ASCENSOR DA BICA)見えます。
駅舎と言っても、駅の上はアパートという効率的な作りになっています。
ビッカ線の下の駅前には25番の路面電車が走っています。
ビッカ線の下の駅からケーブルカー乗ってみた
改札には、ヴィヴァ・ヴィアジェンやリスボンカードのセンサーがあります。
現金で乗る場合には、改札にいる駅員さんからチケットを買う形になりますが、1回3.5ユーロとバカ高いので、ヴィヴァ・ヴィアジェンやリスボンカードを利用しましょう。
到着したばかりのケーブルカーに乗り込みます。
先の乗り込んだお客さんたち、、、全員観光客です。
しばらくするとケーブルカーが動き始めました。
ゆっくりと駅舎を抜けます。
ケーブルカーの横には狭い階段が両側にあるだけです。
ケーブルカーから下の駅を撮影したところです。
しばらく進むと線路が左側に曲がって見える場所に来て停車しました。
すると、下りのケーブルカーがやってきました。
落書きが少ないオリジナルな色を留めたケーブルカーです。
やはりこの色が絵になります。
下りのケーブルカーを見送ると、すぐに乗っている上りのケーブルカーも発車しました。
下の駅を出発して5分くらいで、終点の上の駅が近づいてきました。
冒頭で登場したワンちゃんがお出迎えしてくれました。
乗客が全員降りるのを待って、ケーブルカーの車内を撮影しました。
味のある歴史を感じる車内です。
まとめ
ビッカ線の上の駅は28番の路面電車、下の駅は25番の路面電車にあります。
ということは、ビッカ線は28番と25番を結ぶアクセス線の役割も一応担っているということになります。
ヴィヴァ・ヴィアジェンやリスボンカードがあれば、1日中路面電車もケーブルカーも乗り放題ですので、上手くビッカ線を使えば効率良くリスボン観光ができます。
ぜひリスボンにお越しの際は、ビッカ線に乗って素敵な街並みを車窓から楽しまれてはいかがでしょうか!