香港からハノイまで24時間かけてバスで移動してみた【後編】☆2016年12月ベトナム旅行記(11)

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

今回の旅行記は18日間の波乱万丈の行程になっています。全体の行程、利用した航空便、交通機関については、こちらのページにまとめていますので、気になる方はご覧ください。

トラスケ(@lkardtheworld)です。

前回は香港から中国の南寧まで15時間かけてバスを乗り継いで移動した様子をご紹介しました、今回はその続きになります。

南寧から中越国境の友誼関を経て、ハノイまでバス移動するためのチケットの購入方法、ルート、国境越えでの注意点やベトナム入国にビザが必要可能かの有無も併せてご紹介します。

ベトナム・ハノイまでのチケットを購入

南寧に到着したのは午前9時前、事前情報によると埌東バスターミナルからは午前中は9:00と10:00に出発するハノイ行きのバスがあるということでしたので、もしかすると9時発のバスに間に合うかとも考え、急ぎバスのチケット売り場に向かいます。

南寧・埌東バスターミナルでハノイ行きのバスチケットを購入

埌東バスターミナルに来るのは初めてで、どこにバス乗り場があるのか分からなかったのですが、人だかりができているところに行けば何か分かるかと思い、そちらに向かいます。

人だかりはチケット売り場に並ぶ列と分かってまずは安心!ただ、バスのチケット売り場の全てでハノイ行きのバスチケットが買えるのか、それとも行き先別のチケット売り場なのか見当がつきません。

そんな時のためでしょか、タスキをかけて赤いプラカードを持っている相談員が列の後ろに数人おり、質問を受け付けているようでした。

これ幸いにと、メモ帳に「河内」と書いたものを見せると、並ぶ列を指差しで教えてもらえました。

南寧・埌東バスターミナルでハノイ行きのバスチケットを購入

「中国人=列に並ばないもの」と思い込んでいましたが、南寧に限ってはそのようなことはないようです。皆きちんと割り込みなどをすることなく並んでいます。

南寧・埌東バスターミナルでハノイ行きのバスチケットを購入

列に並ぶこと10分、残念ながら狙っていた9時発のハノイ行きのチケット購入には間に合いませんでしたが、次の10時発のチケットを無事購入することができました。

窓口では「河内」と書いたメモ帳を差し出しただけで理解してもらえ、あとは窓口の係員がメモ帳で値段(170元・・・2750円)と書いてくれるので、あとは「OK」と言えば購入完了です。

当日のチケットであれば「今天」、翌日のチケットであれば「明天」とメモ帳に追加すれば、さらに話は早いでしょう。

漢字のわかる国を旅するのは、言葉は話せなくても楽です。

南寧・埌東バスターミナルでハノイ行きのバスチケットを購入

ちなみに人民元の持ち合わせがない場合には、埌東バスターミナルのあちこちにATMがあるので、人民元が必要であればキャッシングすることができます。VISA、MASTER、銀聯カード対応です。

埌東バスターミナルで出発までの時間を潰す

南寧・埌東バスターミナルでハノイ行きのバスチケットを購入

埌東バスターミナルは南寧に2つあるバスターミナルの1つで、南寧駅のある中心部からかなり離れた場所にあります。埌東バスターミナルからのバスの行き先を見てみると、遠くは超長距離は北京、上海など、長距離は深センや広州、中距離は桂林行きなど、なかなかの路線網となっています。

南寧・埌東バスターミナルでハノイ行きのバスチケットを購入

バスチケットを購入してからバスの出発まで50分ほどあるので、朝食をバスターミナルで摂ることにします。売店でパンと飲み物を買って食べても良かったのですが、ネタとして面白うそうな肯徳基(KFC)で摂ることにします。

時刻は9:15のため通常のフライドチキンは提供しておらず、モーニングセットのみの販売でした。

南寧・埌東バスターミナルでハノイ行きのバスチケットを購入

注文したのはこちら!自分で作るバーガーセット+ホットコーヒーの22元(350円くらい)です。味の方は可もなく不可もなく、普通に食べることができるので安心です。

南寧・埌東バスターミナルでハノイ行きのバスチケットを購入

埌東バスターミナルは、中国国内各地へ向かうバスに加えて、ベトナムへ向かう国際線バスが発着しています。バスに乗る前に何か手続きが必要なのかと思ってターミナル内を歩いていると、「国際、港澳台旅客用」の待合室があるではありませんか!

南寧・埌東バスターミナルでハノイ行きのバスチケットを購入

漢字で「ベトナム、香港、澳門(マカオ)、台湾行きのチケットを持った人はここにお待ちあれ」的なことが書いてありますので、ありがたく待たせていただくことにします。

南寧・埌東バスターミナルでハノイ行きのバスチケットを購入

日本の地方空港のラウンジのようなインテリアで、中国国内各地へ向かい客用のスペースとは雲泥の差があります。しばらくこちらで待っていると、出発時刻の少し前にゲートが開き、バスに誘導してもらえます。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

案内されたバスはこちらのパープルのバス。

南寧・埌東バスターミナルでハノイ行きのバスチケットを購入

行き先にも板「南寧-友誼関-河内」ときちんとあるので安心して乗り込みます。

南寧・埌東バスターミナルでハノイ行きのバスチケットを購入

国際線バスということで期待して乗り込んでみたのですが、、、

南寧・埌東バスターミナルでハノイ行きのバスチケットを購入

本革風のシートはかなりくたびれた感じ、カーテンは日焼けしてボロボロという有様でした。唯一の救いはリクライニングが深いこと、そして足元が広いことくらいです。

乗客は中国人とベトナム人、西洋人はアメリカ人のおじさん1人、オーストラリア人カップル1組、正体不明の日本人トラスケさん1人という構成でした。

南寧・埌東バスターミナルでハノイ行きのバスチケットを購入

車内のモニターでは、中国のコメディー調の時代劇が放送されており、乗っている中国人だけ大爆笑で外国人はポカン状態でした。

南寧〜ハノイまでの移動1区間目 南寧〜友誼関

意外ですが、バスの出発時刻は中国では正確!指定の10:00ピッタリに南寧・埌東バスターミナルを出発しました。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

出発すると、車掌さんからミネラルウォーターと菓子パンが配られます。実はこのパンが結構重要だったります。

というのも、ハノイまでの行程で食事を摂るタイミングはベトナム入国後のハノイまでの道中の休憩のみ、その間お腹すいても食べものを買える場所はないため、パンはよく考えて食べるか、予め南寧で食べ物を買っておくようにしましょう。

ちなみに、ミネラルウォーターは友誼関〜ハノイの移動前に新たにミネラルウォーターをもらえます。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

埌東バスターミナルを出てしばらく、南寧市内を走りますが、その繁栄ぶりには驚かされます。高層ビルやマンションがあちこちで建設されており、鉄道工事も進むなど、広西チワン族自治区の首府として発展が今後も続くようです。

ちなみに広西チワン族自治区は、字の通りチワン族をはじめとする少数民族の自治区ということになっています。最大勢力はもちろん漢人ですが、漢人とは見た目が明らかに違う顔立ちの人たちも見かけます。

中国でありながら、中国とはちょっと違う印象を受けるので、機会があればゆっくり南寧と近くの観光名所である桂林を旅したいとものです。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

友誼関へ続く道は片側二車線の高速道路となっており、乗り心地は不快な突き上げなど皆無の快適なバスの旅でした。

車窓からは桂林になるような、岩肌がむき出しになったカルスト地形の山があちこちに広がっています。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

南寧を出発して2時間ほどで、国境の町である憑祥のバスターミナルに到着しました。国境に友誼関は憑祥から20分ほどの場所にあります。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

あとで知ったのですが、憑祥へは深センから直通バスがあるようで、今回のように南寧を経由することなくダイレクトにアクセスできるようです。

ただ、憑祥から友誼関まではタクシー移動、友誼関からハノイまでも現地で別手配など、一手間二手間がかかるようです。

私のような目的地までの確実なチケットがないと不安な人間は、南寧からハノイ行きのような通しのチケットを購入する方が安心できます。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

憑祥のバスターミナルで20分ほど停車している間にトイレを済ませ再びバスは出発、そして中越国境の友誼関に到着しました。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

南寧から乗ってきたバスはここまでのため、荷物を降ろして次の指示を待ちます。

中越国境イミグレーションの手続き・陸路入国でビザの有無は?

友誼関に到着すると、どこからともなく売り子が現れます。目的は中国元からベトナムドンへの両替とSIMカードの売り込みです。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

はっきり言ってレートは悪くありませんので、ベトナムドンの手持ちがない方はここで日本円で2000円分くらいは両替しておく方が良いでしょう。というのも、ハノイ市内の到着場所は町の郊外のため、ホテルまでのタクシー移動でバトナムドンが必要だからです。

一方でSIMカードは、ここで購入したものが使えはするのでしょうが、インターネット接続のための情報がなかったので購入はしませんでした。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

両替とSIM屋さんに囲まれている間に、南寧〜ハノイ移動のバスチケット購入客専用のカードを渡されます。このカードを首から下げていれば途中で迷ってもイミグレーション付近にいる担当者に見つけてもらえるので安心です。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

友誼関は、バス降り場〜中国側のイミグレーション〜ベトナム側のイミグレーションと意外に歩けば距離があります。そのためか、南寧〜ハノイ移動のバスチケット購入客は移動は基本電動カートか送迎車になるというVIP特典?が付いています。

中国のイミグレーションまで移動するために、早速黄色の電動カートに乗り込みます。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

ガイドブックで見たことがある友誼関の門まで延々と続く坂道を、電動カートであればあっという間に登ってくれます。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

本当はゆっくりと門の撮影をしたかったのですが、「そんなのお構いなし」とばかりに無情にも電動カートは進み、中国側のイミグレーションに到着します。

中国出国は特に質問されることもなく、日本人なら余裕で通過できますが、同じ南寧からのバスの乗客のアメリカ人のおじさんは別室に連れて行かれてしまいました。。。

中国側のイミグレーションからベトナム側のイミグレーションの間は大型バンに乗って移動します。

そしてベトナム側のイミグレーションに到着すると、大型バンに同乗していたスタッフが乗客全員のパスポートを集め、どこかへ消えてしまいました。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

残された乗客は別のスタッフに導かれ、イミグレーション前の入国待ちの列とは違うVIP用の通路を通り、入国審査官などのチェックなど無いままに「いつの間にかベトナムに入国」してしました!

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

ベトナムの土を踏んだ感動など感じる暇もなく、スタッフに駐車場止めてあるFord製の大型バンに乗って待つように言われます。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

肝心のパスポートはバンに乗って待っていると、スタッフが返してくれます。きちんとベトナム入国のスタンプが押されているので、これで正真正銘ベトナムに入国できました。

南寧〜ハノイまでの移動2区間目 友誼関〜ハノイ

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

事前情報では、友誼関〜ハノイの移動も南寧〜友誼関のような大型バスのはずだったのですが、ラッキーなことに快適な大型バンで終点のハノイまで移動することになりました。

大型バンはエアコンが効いていて席も広く快適!おまけにUSB充電端子も付いているので、スマホの充電も可能です。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

ただ、南寧〜友誼関のよく整備された高速道路とは打って変わって、ベトナム国内のハノイ市内の手前までは片側一車線のあちこち舗装が剥げているは、急カーブが連続するのすごい未整備状態。

そんな道を、大型バンの運転手は派手にクラクションを鳴らしながら、遅いトラックやバイクを追い越すダイナミックなドライビングで進みますので、車酔いしがちな方は事前に酔い止めを飲むことをオススメします。

ハノイまでの道沿いには、中越をつなぐ線路が引かれていますが、運転本数がそれほど多くないせいか、一度も列車を見ることはありませんでした。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

友誼関〜ハノイの休憩は、店名不明のドライブインでのみになります。

友誼関〜ハノイの休憩場所

場所的には、友誼関〜ハノイの中間点あたりになります。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

食堂とお土産物屋さんが一体となった、よくあるドライブイン。友誼関〜ハノイを移動すると他のバスもここで休憩をするようで、バスが来るたびに客がどっと入ってくる繁盛ぶりでした。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

大型バンでの移動でない場合は、写真の緑色のバスでの移動だったかもしれません。

【中国・ベトナム国境】南寧から友誼関経由でハノイへバス移動

その後大型バンは爆走を続け、19:00過ぎにハノイ市内の営業所に到着しました。ただ、この大型バスが到着した場所がかなり微妙!

南寧から出発したバスのハノイでの到着場所

ハノイの街の中心部から南に逸れた幹線道路になります。南寧を午前に出発してもハノイに到着するのは日も暮れた頃になりますので、ホテルまでの移動のためにタクシー代は予め用意しておく方が良いでしょう。

中越国境で両替し損ねた場合には、営業所の近くにATMがあるので、あちらでベトナムドンを下ろしましょう。

まとめ

香港を前日の17:45に出発してから24時間、、、ではなく25時間かけて、ようやくハノイに到着しました。空路であれば1時間30分もかからないのを、わざわざ陸路で走破する、、、トラスケは単なる陸路国境超えバカです(笑)

ただ、そんなバカ旅も一度ハマると、別の国境も陸路で越えたくなってしまう、、、クセになるのです!

今回の香港〜ハノイの移動の記事はこれにて終了ですが、このあと最終目的地であるホーチミンまでの移動もバスになります!

ハノイ〜ホーチミンのバス旅の軌跡の記録は、また改めてこのキセキをキロクでご紹介しますので、楽しみにお待ちください!

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