メモ
トラスケ(@lkardtheworld)です。
ホーチミンはベトナム最大の都市というだけあって、大型ショッピングモールが次々にオープンしています。その中でも最大勢力を誇るのが日本のイオンモールです。
ホーチミン1号店が開店したときには、日本のニュース番組でも取り上げられたくらい、市民が殺到した人気のショッピングスポットだったのですが、果たしてその後どうなったのか。
今回はホーチミンに複数あるイオンモールの中でも、アクセスにはちょっと難があるものの、ゆっくりショッピングができるイオンモールビンタン店へバスを使って自力で行く方法、さらに店内の様子も併せてご紹介します。
ベンタイン市場からイオンモールビンタンへバスで行く方法
ホーチミンの中心部にあるベンタイン市場は、すぐ近くにバスターミナルがあるため、観光スポットと同時に交通の要所でもあります。
主な公共交通手段がバスであるホーチミン観光を制するためには、バスをいかに使いこなすかが重要になります。
さて、イオンモールビンタン店があるのは、ベンタイン市場からミエンタイバスターミナルへバスで移動して、そこからバイタクで向かうのが最も安く移動する方法です。
ミエンタイバスターミナルは、ベンタイン市場から見て南西にあるベトナム南部行きのバスが集まる、大きなバスターミナルでもあります。
まずはベンタイン市場前のバスターミナルから2番のバスに乗車します。フロントガラスに「02」と書いてあるので、簡単に見つけることができます。
乗車の注意点としては、2番バスの乗り場は方向別に2つあるので、必ず南西へ向かうミエンタイバスターミナル行きに乗車しましょう。乗り場がわからない場合は、ミエンタイバスターミナルをバスを誘導している係員などに見せれば教えてもらえます。
バスはちょっと、、、というかかなり年季の入ったバス。エアコンは効いていませんので、暑い場合は窓全開にすればOKです。
ミエンタイバスターミナルまでは5,000VND(約25円)と激安です!チケットは車内で車掌さんから購入します。チケット代は一律らしいので行き先は言わなくてもOKです。
バスを降りる場合には、日本のバスと同じようにブザーを鳴らすだけと簡単です。
ベンタイン市場からミエンタイバスターミナルまでは、途中の渋滞などでの変動はあるでしょうが、概ね40分〜50分くらいで到着します。
ミエンタイバスターミナルが2番バスの終点ですので、バスが到着したら下車しましょう。目の前の建物は各バス会社が運営しているチケット売り場がずらっと並んでます。
ベトナム語で行き先とチケット代が書いてあるので、希望の行き先の窓口に行って購入するだけとシンプルです。ベトナム語の文字がアルファベットベースのため分かりやすい点が良いです。
ミエンタイバスターミナルからイオンモールビンタンまで行く方法
ミエンタイバスターミナルの入口には無数のバイタクが客待ちしていますので、人が良さそうな運転手と交渉をしましょう。
まずは行き先を言って交渉開始ですが、日本語の発音で「イオンモール」と言っても通じません。必ず「ァエオンモール」と言いましょう。それでも通じない場合は、イオンのマークなどを見せれば理解してくれるでしょう。
しつこく交渉しても仕方がないと思ったので、運転手の言い値の30,000VNDに対して10,000VNDを提示し、間を取って20,000VNDで交渉成立としました。
バイタクでインモールビンタンまで7分くらい。住宅地の間の細道をすごいスピードで駆け抜けるスリリングな状況だったため、途中の写真撮影は断念しました。
ちなみに、ミエンタイバスターミナルからイオンモールビンタンまで頑張れば歩くことは可能です。Google Mapを頼りに歩ければ、30分くらいで到着できる距離です。
イオンモールビンタンから無料シャトルバスもある
実は、、、イオンモールビンタンが運営している無料シャトルバスなるものがあります。
「わざわざローカルバスやバイタクに乗っていくよりも、無料シャトルバスでサクッと行く方が楽じゃん」とお思いの方もいらっしゃることでしょう。
ホーチミンのイオンモールの中でも、イオンモールタンフーセラドンは、日本人駐在員家族が住んでいるホーチミン中心部のレタイントンからシャトルバスが運行されているので、そちらで行くほうが断然楽!そのためイオンモールビンタンは日本人がほぼ行かない、ローカルなショッピングモールということになります。
ちなみに、イオンモールビンタンからは、ホーチミン5区、7区、ロンアン省など、日本語で時刻表が掲示されているものの、観光客には馴染みのないエリアを結んでいます。
ものは試しにと、7区のウォーターパークまでシャトルバスに乗ってみましたが、エアコンの効いたふつうのマイクロバスで、時間通り正確に運行していました。
ちなみに7区のウォーターパークはこちら。ベンタイン市場の南側にある東京でいう豊洲的な高層マンションが立ち並ぶ住宅地です。特に見るものもないので、タクシーでペンダイン市場まで移動しました(100,000VND)。
イオンモールビンタンは至る所に日本がフューチャーされている
イオンモールビンタンは、日本のあちこちにあるイオンモールと基本構造は同じで、建物の1/3にイオンが、2/3がテナントになっています。
ただ日本のイオンモールは2〜3階建てが主ですが、イオンモールビンタンは4階建てとなっています。
営業時間は店によって違うようですが、10:00〜22:00のようです。遅くまで営業しているのは南国ならではです。
G階の入口には、「KOHNAN JAPAN」ことホームセンターコーナンが店舗を構えています。「DAISO JAPAN」的に日本を前面に打ち出す場合には「JAPAN」と入れれば現地の人には受けるようです。
平日の11時過ぎということで、店内はそれほど混み合ってはいません。
イオンモールビンタンは意図してなのか、日本発のものをあちこちに配置して、これから強豪として出て来るであろう他のショッピングモールに備えているような気がします。
ベトナムでも絶大な人気を誇るドラえもんをフューチャーした豆腐ファクトリー。
豆腐屋なのですが、お馴染みのドラえもんの大好物のドラ焼きも販売されています。
フードコートでも「KITCHEN JAPAN」と銘打って、
うどんやおでん系の日本食、そして日本食ではないですが点心も販売されています。
さらに近くの惣菜コーナーで購入した弁当や寿司を、フードコートのテーブルで食べているも見かけました。
お寿司はビュッフェのように1貫ずつ好きなものを選ぶこともできます。
せっかくなので、1貫5,000VNDのお寿司を3貫購入して食べてみましたが、サイズは小ぶりながら日本人が食べてもそれなりのクオリティのものでした。
イオンモールビンタンは家族で楽しめるアミューズメント施設が充実
食料品、衣料品に加えて、一日中モールで過ごしてもらうために欠かせないのが、アミューズメント施設です。
イオンモールビンタンには、懐かしいキョンシーをフューチャーしたホラーハウス。
どんな曲が歌えるのか不明ですが、カラオケボックスも完備。2〜3人でボックスに入って歌うスタイルです。
日本発のカルチャーといえるプリクラも当然完備!しかも撮影用にアニメキャラクターや着物のコスプレ衣装の貸出もしてくれる力の入れようです。
アミューズメント施設のメインが、日本のゲームセンターと同じような感じです。
ただ設置されているマシンは、日本でお払い箱になったようなものばかり。説明書きも日本語のものがそのまま貼り付けられています。
ファミリーに向けには京浜東北線、都バスカラーのなどの遊具も充実しています。
イオンモールビンタンのレストランフロアは日本勢と韓国勢が拮抗
日本企業であるイオンが運営するイオンモールなのですが、レストランフロアに足を踏み入れると、そこにはライバルであるコリアンレストランが多数出店しているではありませんか!
焼肉、チキン系が主ですが、かなりの勢力を誇っています。これは日本以上に投資が盛んな韓国勢が、飲食に関してはベトナムで受け入れられている証拠です。
しかし日本勢も負けてはいません!アジアで破竹の勢い、うどんでは孤高のNo.1である丸亀製麺をはじめ、大阪王将などの有名店が多数出店しています。
ただそんな中でも、日本とは180度違うイメージ戦略で出店しているのが「すき家」です。
店内は日本のすき家ではあり得ないような、アメコミ調といかサイバーパンクなイラストが壁を飾っています。
メニューもAKIRA的?なバイクのイラストに「SUKIYA」の文字。ハッキリ言ってカッコイイです!!
牛丼をメインにサラダなどのセット系メニューなど、日本でもお馴染みのメニューの他に、ラーメンやデザートも充実している、ポップな日本食レストランになっています。
いただいたのは「牛丼サラダセット with 茶碗蒸し」。お米がちょっと違和感ありでしたが、その他の味は日本とまったく同じで問題なし!
もしホーチミンで日本食に恋しくなったら、すき家に行くのはありだと思いました!
まとめ
イオンモールビンタンは、ホーチミンに長く滞在する場合、ベトナムのお菓子などお土産用に安く調達する際には重宝する店。さらに清潔なフードコート、レストランも充実しているので、行く価値はあると思います。
タクシーならダイレクトにアクセスできますが、お金をかけていきたくはないという方は、ぜひローカルバスとバイタクを上手くつかって出かけてみてはいかがでしょうか!