ピンクガネーシャ、別名象神廟で有名なお寺、ワット・サマーン ラッタナーラームは、バンコク隣にあたるチャチューンサオ県のチャチューンサオ市の郊外にあります。
ただ、場所が辺鄙なところにあるため、自力で行くのを躊躇していた方も多かったかもしれません。
今回は、バンコクのエカマイからロットゥに乗ってチャチューンサオまで行き、そこからソンテウでワット・サマーン ラッタナーラームまで行く方法をご紹介します。
まずはワット・サマーン ラッタナーラームの位置関係をチェック
ワット・サマーン ラッタナーラームのあるチャチューンサオ市は、スワンナプーム国際空港を挟んでバンコクの反対側にあります。
タイ国鉄でチャチューンサオ駅まで行くこともできますが、列車の本数が少ない上に、かなり時間がかかるのでおススメはできません。
今回は、BTSエカマイ駅から徒歩2分のところにある、バンコク東バスターミナル(エカマイバスターミナル)から出発します。
まず、バスターミナルの建物に入ったら、『Chachoengsao』チャチューンサオ行きのチケットを購入しましょう。
ワット・サマーン ラッタナーラームへは片道2時間半くらいはかかるため、午前中に出発することを強くおススメします。
今回は11:00発のロットゥのチケットを購入できました。
2015年12月末時点で片道80バーツですが、時期によっては価格が異なることがあります。
ロットゥは14名乗りのトヨタ車です。
乗り込もうとした時点で、足元が狭い最後尾のシートしか空きがありませんでした。
大半の人が最後尾のシートは窮屈な思いをすると思いますので、注意しましょう。
定刻の11:00ちょうどにエカマイを出発しました。
ロットゥは、オンヌットの手前からスワンナプーム国際空港方面へ伸びる一般道を走ります。
途中の渋滞もありましたが、40分くらいでスワンナプーム国際空港が車窓から見えるようになります。
アトラス航空の747-400貨物機、奥にはDHLの貨物機も見えています。
ロットゥはスワンナプーム国際空港には当然ながら寄らず、一直線に目的地に向かうと思っていたのですが、
突然向きを変えて、巨大な駐車場のような施設に入りました。
たくさんのバスが並んでいる施設の正体は、
スワンナプーム国際空港のバスターミナルでした!
空港とカオサンを結ぶバス路線でお馴染み、あのバスターミナルです。
スワンナプーム国際空港から連絡バスで5分で到着できるターミナルから、チャチューンサオ行きのロットゥが出ているのです!!
バンコクでの乗り継ぎついでに、ピンクガネーシャを拝みに行く、なんてことが十分可能です。
チャチューンサオのバスターミナルに到着
スワンナプーム国際空港のバスターミナルで15分ほど停車した後、ひたすら左右に田んぼしからない下道を走り続け、ようやくチャチューンサオのバスターミナルに到着しました。
エカマイのバスターミナルを出発してから、結局2時間もかかってしまいました。
チャチューンサオのバスターミナルに着いたはいいものの、ワット・サマーン ラッタナーラーム行きのソンテウの乗り場がわかりません。
写真のような『ピンクガネーシャの看板がソンテウ乗り場の目印』と書かれている情報はあるのですが、バスターミナルを一回りしても、それらしい看板はありません。
仕方なく、その辺歩いている人にピンクガネーシャの写真を見せて、身振り手振りでソンテウ乗り場の場所を聞くと、「セブンイレブンの奥に乗り場があるよ」と教えてもらえました。
こちらが指さしで教えてもらったセブンイレブンで、バスターミナルの北側にあります。
ソンテウ乗り場は、セブンイレブンの左側の道を100メートルほど進んだところにあります。
Googleストリートビューで見ると、ピンクガネーシャの看板と横断幕が見えます。
もし不安な方は、エカマイからのロットゥの乗客の中で外国人観光客がいる場合は、後を付いていくと十中八九ソンテウ乗り場へ行きます(同乗としていた香港人、韓国人がソンテウに乗っていました)。
ワット・サマーン ラッタナーラームに向けて出発
チャチューンサオからワット・サマーン ラッタナーラームまで約30分。
意外に時間がかかります。
というのも、ソンテウがワット・サマーン ラッタナーラーム行き専用ではなく、地元の人のために路線バス代わりになっているために、遠回りして走るためです。
市街地は片側3車線の真っ直ぐな道路ですが、
郊外に行くと、舗装はされているものの、見渡す限りの田園が広がるアジアらしい道を走ることになります。
ソンテウはワット・サマーン ラッタナーラームで管理人を含む数人の観光客を降ろし、別な乗客と次の目的地へ向かいました。
チャチューンサオへ戻るソンテウ乗り場を絶対確認しましょう
降ろされた場所は、ワット・サマーン ラッタナーラームの駐車場の入口なのですが、ここはチャチューンサオへ戻るソンテウ乗り場ではありません!
チャチューンサオへ戻るソンテウ乗り場は、奥へ進んだ場所に別途あります。
写真のソンテウの出発時刻が書いた看板とドラえもん像が目印ですので、必ずソンテウ乗り場の確認はしておきましょう。
管理人は降り場を乗り場を勘違いして、1時間ほど時間を無駄にしました。
乗り遅れは命取りになりますので、くれぐれも気を付けてください!
まとめ
「最終のソンテウが出発した後はタクシーでチャチューンサオ行けば何とかなるんじゃない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、タクシーなんて来ません!!!
ワット・サマーン ラッタナーラームは大半のタイ人は車やバイクで、ごくごく一部のタイ人と観光客だけがソンテウでやって来るようなローカルな場所です。
最終のソンテウが出発してしまったら、タイ人の車をヒッチハイクでもしない限り、チャチューンサオに戻ることはできないしょう。
ワット・サマーン ラッタナーラーム観光は、バンコクを午前中に出発して、夕方前には引き上げる計画がベストですので、行かれる方は気を付けてください!