チェンマイは「タイの京都」と言われる古い町です。
バンコクはチャクリー王朝が1782年に首都が移されたことで発展した比較的新しい町ですが、チャンマイはラーンナー王朝が1296年に遷都したことで発展がスタートしました。
その差は約500年、つまり歴史的にチェンマイのほうが重みがあるということですね。
そんなチェンマイには市街地、郊外を含めてたくさんの寺院がありますが、今回はターペー門から徒歩で周れる寺院と、寺院の中にある激安マッサージ店の詳細をご紹介します。
ターペー門から寺院周りスタート
チェンマイの「ヘソ」と言われるのが、ターペー門です。
観光客にとって撮影スポットですが、ご覧のように城壁と門があるのみです。
世界ガッカリ観光スポットに選ばれそうなくらい、ホント見どころはありません。
ターペー門の外側は広場になっており、サンデーマーケットをはじめとするイベント開催に使われています。
訪問した時期は年末だったため、カウントダウンイベントの会場設営が行われていました。
ターペー門周辺はホテルや飲食店が立ち並ぶ、観光の拠点のため観光客で賑わっています。
ターペー門に近いお寺、ワット・パン・オン
ターペー門から西方向に歩いて数分のところにあるのがワット・パン・オン(Wat Phan On)です。
チェンマイの見どころベスト20のようなものに入っていない、比較的マイナーなお寺のようです。
ただ、その分観光客が少ないので、ゆっくり見学することができます。
境内を歩いていると、英語・中国語・日本語で靴を脱ぐように注意喚起する掲示を見かけました。
何があるかと見てみると、
金ピカの立派な仏像が建立されていました。
1501 年に建立されたワットパンオンは、黄金の仏舎利と仏像ということで、あちこち黄金で輝いています。
喧騒から逃れて、心静かに祈りたい方にピッタリのお寺です。
ワット・パン・オンの場所
ターペー門から徒歩5分。
ターペー門から西へ直進すると行き当たるワット・プラシン
チェンマイの旧市街のちょうど中心部にあるのが、ワット・プラシンです。
チェンマイにあるお寺の中でも最も大きいというだけあって、まず建物のスケールに圧倒されます。
靴を脱いで中に入ると、これまた巨大な黄金の仏像を中心に周囲にも大小さまざまな大きさの仏像があります。
せっかくですので、タイ人に交じって旅の安全を祈らせていただきました。
ワット・プラシンは敷地も広く、あちこちに祠があります。
真っ青な空にあずき色とオレンジの屋根が印象的です。
黄金の龍が中国人観光客には一番人気らしく、撮影待ちが起きていました。
管理人はスキを狙ってさくっと撮影です。
ワット・プラシンの場所
ターペー門から徒歩25分
チェンマイでタイマッサージを受けるなら断然お寺がお勧め
ターペー門からワット・プラシンまで、タイ人であれば絶対歩かない距離。
暇だったので今回歩いてみましたが、行きは良くても帰りはちょっと辛いです。
どこかでマッサージでも考えつつ、ターペー門からワット・プラシンの間にあるマッサージ屋さんの値段を見ていましたが、タイマッサージはどうも1時間200バーツが相場のようです。
バンコクの街中であれば安い部類ですが、田舎のチェンマイにしては高い。
よくよく考えてみれば、チェンマイの観光地のど真ん中なので、この強気の価格設定なのでしょう。
そんな中、1時間120バーツという激安のマッサージ屋さんを見かけました。
場所はワット・プラシンの手前にある、ワット・シーグートという寺院内です。
正確には、ワット・シーグートの敷地内で営業しているマッサージ屋さんです。
「これは安い!」とワット・シーグートの門を入ろうとすると、別なマッサージ屋さんの看板が掲げられています。
値段は先ほどの同じく1時間120バーツ。
よく見てみると、門の左右で別なマッサージ屋さんが営業しているのです!
今回はこちらの『Rom Pho Massage(ロン・ポー・マッサージ)』で1時間のタイマッサージを受けました。
マッサージルームは、屋根はあるものの窓のない言わばオープンスペース!外から施術風景は丸見えです。
実際に受けてみての感想ですが、安い割に注文通り強めの施術をしっかりやっていただき、大満足でした。
マッサージのおばちゃんは、施術中に携帯電話で話し始めたりと、かなり自由な感じでしたが、やることはしっかりやっていただいたので、目くじらを立てるほどではありません。
料金があったのでご紹介します。
オイルマッサージなどは、オープンスペースではなく、小さな施術ができる建物があるので安心です。
ワット・シーグートの場所
ターペー門から徒歩20分、ワット・プラシンから徒歩5分。
まとめ
ターペー門からワット・プラシンまで1km程度の距離ですが、歩道の整備がイマイチなせいか、実際に歩くと想像以上に遠く感じます。
日中に歩くと体力を消耗するため、途中のカフェなどで休憩したり、紹介した店でマッサージを受けるなどしながら、のんびり観光するのがお勧めです。