イスタンブールは、世界遺産のブルーモスクやグランバザールなどが有名ですが、新市街にあるイスティクラール通りも必見!東京でいう銀座のようなお店やカフェやレストランが立ち並ぶ、トルコNo.1の繁華街です。
イスティクラール通りを走る赤い路面電車・トラムは、ノスタルジック トラムヴァイと呼ばれ、路線は約2キロです。
イスティクラール通りの地下には、並行してメトロM2路線も走っており、トラムは通勤や通学用というより、買い物客・観光客向けになります。
本来であればお金を払って乗るのですが、、、こんな感じで地元の子どもは無賃乗車しているようです。
くれぐれも日本人の大人がこんなことをするのは、、、やめましょう。。
さて今回は、イスティクラール通りの入口から出口にあたりタクシム広場までの行程をご紹介します。
イスティクラル通りは果てしなく長い
とにかくイスティクラール通りは、先が見えない程距離が長いのが特徴です。
途中でエネルギー切れを起こさないために?途中にはカフェやレストランがたくさんあり、食うには困りません。
こちらはケバブのお店でテイクアウトができるようでした。
赤いトラムをイメージしたであろう屋台では、パンやお菓子、ミネラルウォーターが売られています。
地元のカフェに混じって、安心のスターバックスもあります。
集めている人も多いマグカップも健在です。
歩けど歩けど先の見えないイスティクラール通りを歩いていると、入口が観光客に賑わっているところを見つけました。
中を覗いてみると、そこにはトルコらしくない教会がありました。
イスティクラール通りに佇む聖アントニオ教会
実はこれ、イスティクラール通りにある教会の1つが、聖アントニオ教会です。
イスタンブールの真ん中にゴシック様式の教会があるというのは驚きです。
教会の中は外の賑やさとは対照的に静寂に包まれています。
ビザンティン帝国時代のキリスト教の教会は、アヤソフィアのようにイスラムモスクに改装されたものが多いのですが、聖アントニオ教会は19世紀に建てられた純粋な教会です。
イスタンブールに住んでいたキリスト教徒のために建てられたようで、訪れるのはトルコ人ではなく観光客ばかりといった感じでした。
聖アントニオ教会は、イスティクラール通りのちょうど中間地点。
まだまだイスティクラール通りは続きます、、、というか先が見えません!
延々と通りは続くのですが、愚痴るほど退屈ではありません。
途中で大道芸やバンド演奏など、歩行者天国そのものなので、歩いていて楽しいです。
そんな街歩きもトラムの駅が見えたら終わりです。
カフェで小休憩したり教会を見たりを寄り道はしましたが、約1時間かけてタクシム広場の手前までやって来ました。
タクシム広場は広大な空き地のように一見見えますが、
立派な像が広場の真ん中に置かれています。
オスマン帝国から共和国に移行したことを記念する共和国モニュメントです。
実は平和そうに見えるタクシム広場は、政治情勢や時期によっては、暴動で群衆と警察隊が衝突したり、爆破テロが発生したする象徴的な場所のようです。
そもそも新市街の高台にあるため、水源から送られてきた水を分配する設備が置かれた場所、そしてトラムやメトロの起点となる交通の要所です。
タクシム広場から伸びる通りからは、ボスポラス海峡が良く見えます。
タクシム広場の場所
まとめ
イスティクラール通りは、観光客だけではなく、イスタンブール市民も訪れる繁華街のため、レストランやカフェは手ごろな値段の店ばかりです。
世界遺産見学の合間に半日時間をとって街歩きをすれば、いまどきのイスタンブールのトレンド、ひいては中東のトレンドを感じることができます。