リスボンに来たからには行っておきたいマストスポットが、ジェロニモス修道院とベレンの塔です。
リスボンはポルトガルの首都で大都会でもあるので、地下鉄やバスもあるのですが、観光地を巡るのであれば路面電車で一番便利!ジェロニモス修道院、発見のモニュメント、ベレンの塔のいずれも15番の路面電車に乗れば簡単にアクセスできます。
今回は、リスボンの世界遺産を路面電車と徒歩で移動する手順と、気を付けたい注意点を併せてご紹介します。
世界遺産へは路面電車で楽々アクセス
ジェロニモス修道院の最寄り駅に到着すれば、観光客がどっと降りるので後を付いていけばOKです。
遠くから見ても荘厳さが伝わりますが、
近くで見ると風格が加わり、見るものを圧倒する存在感を発揮してくれます。
ジェロニモス修道院は、エンリケ航海王子とヴァスコ・ダ・ガマに偉業を称えて建設されたとのこと。
入場料10ユーロを払って中に入ると、かなりの人がいます。
ジェロニモス修道院の奥は
サンタ・マリア教会になっています。
薄暗い建物の中で、ステンドグラスが美しさを放っています。
こちらは内陣と呼ばれるエリアになります。
壁画が印象的です。
ヴァスコ・ダ・ガマの石棺
ジェロニモス修道院の中でも一際人だかりができているのが、ヴァスコ・ダ・ガマの石の棺前です。
ヴァスコ・ダ・ガマと言えば、船でアフリカの南端である喜望峰を経てインドのコルカタへ到達したポルトガルの偉人です。
ヴァスコ・ダ・ガマによるインド航海の成功で、香辛料という黄金に等しいものを手に入れたポルトガルは海洋立国としての地位を築きました。
その一方で力によるインドやアジア諸国への制圧が始まり、イギリスやオランダも後に続くようになります。
ジェロニモス修道院もヴァスコ・ダ・ガマがもたらした富で建設されているといっても過言ではありません。
ヴァスコ・ダ・ガマがいなければ、日本への西洋文化の伝来にも影響があったことでしょう。
いずれにしても偉人には変わりないです。
側には祭壇もあります。
発見のモニュメント経由でベレンの塔へ徒歩移動
ジェロニモス修道院からベレンの塔までは1キロ程度。
路面電車での移動も考えましたが、発見のモニュメントも見たかったのでベレンの塔まで歩くことにします。
ポルトガルは5月はさわやかな気候だと思っていましたが、この日の気温は29℃とちょっと暑い!
ジューススタンドでのどを潤しつつ、てくてく歩きました。
発見のモニュメントは遠目で見ている分には良いのですが、近づくとただのコンクリート建造物といった感じです。
建設されたのは1960年ということなので、まあ納得です(発見のモニュメントは世界遺産ではありません)。
発見のモニュメントから20分ほど歩いて、ようやく世界遺産のベレンの塔が見えてきました。
ベレンの塔は要塞として、そして通関施設や灯台しても使われていた塔です。
写真の手前に見える橋を使えば中に入ることもできます。
まとめ
ジェロニモス修道院からベレンの塔への移動は、途中の発見のモニュメントを経由すれば3kmほどですので、十分徒歩移動できます。
川沿いでわりと風が吹けば涼しく、歩道も整備されているので、ポルトガルの風を感じながらの徒歩で移動してみてはいかがでしょうか。