アンコール遺跡を世界的に知らしめた映画『トゥームレイダー』。
主演のアンジェリーナ・ジョリーが訪れた遺跡がタ・プロームです。
アンコールワットからスタートして、アンコールトム、プリアカン、ニャックポアン、タ・ソムと巡ったアンコール遺跡巡りも、いよいよタ・プロームが最後です。
タ・プロームはアンコールワットの東側に位置しています。
アンコールワット、アンコールトム、タ・プロームの3か所は近いので、時間のない方は3~4時間くらい見て回ることができます。
タ・プローム訪問
タ・プロームは大きな塀に囲まれた中にあります。
タ・プロームの復興プロジェクトにはインドが関わっているようです。
ちなみに日本はアンコールワットの復興に関わっています。
タ・プロームまではこんな感じの石畳が500mくらい続いています。
ただ、足元が悪いのでほとんどの方は横の土を均した道を歩きます。
タ・プロームに近づくにつれて、ひんやりした空気が漂うになります。
時刻は16時近く、気温はまだ30℃は余裕でありそうなのですが、不思議です。
壁に刻まれたレリーフ、途方もない時間をかけて作られたのでしょうね。
手先が不器用な管理人にはできない仕事です(笑)
タ・プロームの内側を囲んでいる塀沿いに歩いてきましたが、
塀の崩壊ぶりがすごいです。
近くに大きな木もあるので自然に崩れたのもしれません。
ある意味、この廃墟っぷりがタ・プロームの趣きなのかもしれません。
塀に食い込むように伸びているカジュアルの木です。
タ・プロームにはあちこちでこのような光景を見ることができます。
映画で有名なカジュマルの木を生で見る
観光客の一番のお目当てが、このカジュマルの木です。
映画や旅行本でも紹介されるカジュマルの木の食い込みを見て、自然の破壊力に脱帽です。
タ・プロームは何かも可も破壊されまくって、放置されているわけではなく、この写真のように石を組み直して復元された建物もあります。
まさに完全復活という感じです。
まとめ
タ・プロームの見学は小1時間ほど見ておいた方が無難です。
アンコールワットに比べれば小さな寺院になりますが、駐車場からタ・プロームにたどり着くのに時間がかかること、そしてタ・プローム内の足場が悪いため、走って見学して回るのは危険です。
タ・プロームの修復は、中の崩壊ぶりからすると相当の時間を要するものと思われます。
その間にもカジュマルの木は伸び、石の塀は崩壊していくため、タ・プロームの一部は見学できなくなる可能性もあるようです。
世界遺産に興味のある方は、できるだけ早く訪れて目に焼き付けるようにしましょう!