ルアンパバーンは、1995年に世界遺産の町になったことで、世界中にその存在が知られるようになりました。
交通網が整っているとは言えないラオスにあって、国際線が就航する空港が整備されているため、過酷な陸路での移動なしに簡単に観光客はルアンパバーンにやって来ることができます。
観光客は欧米人、中国人と韓国人が多いせいか、日本人に出会わなくてよいので、喧騒を離れて静かに海外で過ごしたい方にピッタリの町かもしれません。
今回はルアンパバーンのメインストリート、シーサワンウォン通り沿いの寺院巡り、そしてラオスのB級グルメであるサンドイッチ、カオ・チー・サイ・クワン、レストランで食べられるラオス料理の定番ラープをご紹介します。
シーサワンウォン通りはフランス統治時代の名残あり
シーサワンウォン通りは、ルアンパバーン観光の拠点となる通りで、ホテルやゲストハウス、レストランやカフェ、そして寺院が連なっています。
ホテルやゲストハウスに迷った場合は、シーサワンウォン通りに近いエリアに宿泊すると便利です。
シーサワンウォン通りには、ラオスが、フランス領インドシナ連邦だった頃の名残を感じることができる西洋風の建物がたくさんあります。
ルアンパバーンが欧米人を引き付ける理由の1つが、フランスのノスタルジーに浸れる建物が多いせいかと思います。
大半の西洋風の建物がホテル、カフェ、レストランとして使われています。
ルアンパバーン市街地の外れのほうにシーサワンウォン通りを進めば、人や車の往来がなくなり、静かな田舎の町といった感じです。
ワット・マイ・モナステリーとプーシーの丘
ワット・マイ・モナステリーは、完成まで半世紀をかけたという寺院です。
本堂の屋根が5重になっている、ルアンパバーン様式が特徴で、荘厳な佇まいです。
シーサワンウォン通りを挟んでワット・マイ・モナステリーの反対側には、プーシーの丘への入口があります。
プーシーの丘へ登ろうと思いましたが、バス旅の疲れがひどく断念しました。
次回ルアンパバーンからを訪れた際に、再チャレンジしようと思います。
まだまだあるシーサワンウォン通りの寺院
ガイドブックを持っていないため、歩いていて気に入った寺院の建物を片端しから撮影していきます。
寺院の片隅にさり気なく、黄金の仏像が置かれています。
ワット・セーンだと思うのですが、もしかしたら違う寺院かもしれません(似たような寺院が多い)
お決まりのように黄金の仏像が置かれています。
歩き疲れたのでサンドイッチ屋台へ
シーサワンウォン通りの中央部のロータリーには、屋台村があります。
朝は市場、昼間は屋台、夜は出店が立ち並ぶ、ルアンパバーンの文字通り中心になります。
レストランで食事も思ったのですが、どうせなら俗っぽいものを、、、と思い屋台村にやってきたのですが、
そこで目についたのがサンドイッチです!
ルアンパバーンで売られているサンドイッチは、カオ・チー・サイ・クワンという名前で、フランス統治時代にフランスパンが持ち込まれたのが発祥のサンドイッチです。
同じくフランス統治下だったベトナムのバイン・ミーと似たようなバゲットサンドです。
カオ・チー・サイ・クワンは10,000キップ、フルーツジュースも同じく10,000キップからあります。
カオ・チー・サイ・クワンの具材選びに困ったので、「レコメンドなやつを!」と屋台のおばちゃんに頼みました。
そしてビアラオと共に持ってきてもらったのがコチラ!
2つ合わせて20,000キップ、260円くらいなので安いです。
ボケていますが、ツナサンドです。
小腹が空いたときに食べれる、ちょうど良いボリュームなので、地元の人も注文していました。
ルアンパバーンでラオス料理のラープをいただく
カオ・チー・サイ・クワンを食べたのは良いのですが、どうも食べ足りません。
そこでのシーサワンウォン通り沿いにあるWi-Fi無料のレストランで、何か食べることにしました。
レストランからは、シーサワンウォン通りのお店や行き交う観光客、そして時折通る僧侶の姿を見ることができます。
ルアンパバーンの12月は涼しいだろうと思っていましたが、昼間はふつうに30℃超えです。
まずは、ミネラルウォーター代わりにビアラオをいただきます。
注文したのはラオス料理の代表格のラープ!
牛肉や豚肉ひき肉にレモングラスなどのハーブ、ライムなどを搾って炒めたものです。
ライスも一緒にどうかと勧められましたが、ラープはつまみ代わりなので十分です。
本場で食べるラープは、最高に美味しかったです!
まとめ
よくよく考えてみれば、ルアンパバーンに来る観光客が一番見たいのは寺院ではなく、朝の托鉢!
非常にざっくりした寺院巡りにかかった時間は1時間ほどでした。
ルアンパバーンの旧市街はそれほど広大ではないので、じっくり寺院巡りをしたとしても、おそらく2,3時間くらいあれば十分です。
あとは食べ歩きをしたり、メコン川をボーっと眺めたりと、敢えて時間に縛られない1日を過ごすのが、ルアンパバーン流なのかもしれません!