2016年6月から、成田空港のANAラウンジでは夕方の特定時間帯に、シェフサービスを本格的にスタートしました。
実は曜日限定のトライアルとして、2015年12月から金曜のみで提供されていたものを、全曜日に拡大したということです。
まず提供開始したのが、寿司職人による握り寿司の提供、さらに出汁巻き玉子、ローストビーフなどを順次実施する旨が、ANAのプレスリリースで発表されました。
さらに羽田空港でも、2016年12月から週1回午前中に同様のシェフサービスがスタートし、好評のため2017年6月から毎日実施に切り替えています。
果たして、提供されるシェフサービスとはどのようなものか、早速成田空港の第5、第4サテライトのANAラウンジで体験しました。
第5サテライトのシェフサービス提供時間は15:30~16:30
シェフサービスは、成田空港第1ターミナル南ウイングにある2つのANAラウンジで提供されていますが、提供される時間帯が異なっています。
まずは、眺望が素晴らしい第5サテライトでのシェフサービスを楽しむことにします。
お馴染みの第5サテライトにあるANAラウンジは、窓のない第4サテライトのANAラウンジと違い、解放感があります。
シェフサービスが提供されるのは、窓のあるエリアではなく、奥のほうにある人の少ないエリアになります。
以前はドリンクとお菓子くらいしか置かれていなかったラウンジ奥のダイニングエリアにも、少し前からホットミールやサラダなどが置かれるようになりました。
シェフサービスは、こちらのダイニングエリア前で提供されています。
すでに数人が人が並んで、寿司が出来上がるのを待っていました。
シェフサービスは「ANA Sushi Bar」となっているようで、海外の人にも分かりやすい配慮がされています。
この日提供されていたネタは、まぐろ、サーモン、えびの3種類でした。
一皿に2貫の寿司がのっており、1回並ぶごとに一皿のみとることができます。
ただ、お代わりは自由ですので、列に並びさえすれば食べ放題となります。
寿司と言えばビール!ということで、寿司を取る前に、ビールを用意します。
そしていただいたのがコチラ!えびとまぐろのお寿司です!
冷めて時間の経った寿司とは違い、握りたてなので旨い!
素人でも、ユナイテッドクラブで提供されている寿司との違いが、食べてわかるほどでした。
「人気の握り寿司をもっと食べたい!」と卑しい考えの下で、3皿ほどいただきましたが、寿司は、、、、意外に売れ残っていたようで、ラウンジスタッフが寿司をカートに乗せて各席を回るくらいでした。
ただ、第5サテライトのシェフサービス提供終了の16:30には、寿司は全て無くなってしまいました。
結論、第5サテライトでのシェフサービスは、16:00過ぎくらいまでは余裕で食べられます!
第4サテライトのシェフサービス提供時間は17:00~18:00
第5サテライトは、事実上のANA専用の搭乗エリアとなっていますが、第4サテライトはユナイテッド航空以外の外国籍の航空会社が利用する搭乗エリアです。
そのためANAの出発便が多い第5サテライトが15:30からと早めのシェフサービス提供に比べて、第4サテライトは17:00からの提供と遅くなっています。
本来であれば搭乗予定のバンコク行きTG677の搭乗開始時間は17:00からでしたが、出発準備のため30分ほど遅れるようでしたので、第4サテライトのANAラウンジでのシェフサービスの様子もレポートできました!
第4サテライトのANAラウンジの入口には、787-9の巨大模型が置かれています。
同じくラウンジ入口には、遊んでいる人を見たことがない、STAR WARSのバトルポッドも置かれています。
一体どのようにして遊ぶのか、、、そのうち試してみたいと思います。
シェフサービスの体験前に、第4サテライトのドリンク&フードを定点チェックします。
まずはハードリカーエリアを見てみると、、、
カクテルレシピなるものが置かれていました。
ジン、ウォッカ、ラム、カンパリ、ウイスキー、ビールを使ったカクテルの作り方が日本語と英語で書かれています。
できることなら、ラウンジリニューアルと共にバーテンダーがアルコールを提供するスタイルに切り替えると、シルバークリスラウンジ、キャセイパシフィックラウンジに、ANAラウンジのサービスが追いつけるかも、、、しれません。
成田空港には第4、第5サテライトの両ラウンジに、バーテンダーが常駐できるSAKE BARはありますからね。
続いてはフード系をチェックします。
ANAラウンジで必ず管理人が食べる豆サラダ、そして野菜サラダは、野菜が不足しがちな方にピッタリです。
続いて、これぞジャパニーズな3種類のおにぎり、巻き寿司、いなり寿司もラインナップされています。
一口サイズのフィンガーサンドイッチ、そしてチーズkiriはユナイテッドクラブでも提供されています。
ホットミールは、炭水化物好きにはたまらない焼きそば、肉団子が用意されています。
ちなみに第5サテライトでは、焼きそばと肉団子の代わりに唐揚げとポテトが用意されるなど、両ラウンジでは提供されるホットミールに差があります。
まずは、ヌードルバーで提供されるチキンカレーをペロッと平げたあとに、
焼きそばと肉団子をいただきました。
チキンカレーは文句を言うほどではありませんが、肉団子と焼きそばは、、、、もう少し何とかならないものでしょうか。
そうそう食べるのに夢中で忘れたいたのが、第4サテライトのでシェフサービスSushi Barの様子です!
かわいい案内板が、第4サテライトのSAKE BARエリアの前に置かれていました。
本来であれば日本酒や梅酒、焼酎などを楽しむSAKE BARが、
シェフサービスの時間帯は、Sushi Barに変わります。
職人さんは、第5サテライトで握っていた方で、2つのラウンジを掛け持ちして担当されているようです。
第5サテライトに比べて、第4サテライトは外国籍の便の出発が多いためか、10人ほどの列が絶えませんでした。
まとめ
冷めた寿司を出すのではなく、出来立ての寿司を出すシェフサービスは、ANAが掲げる『Inspiration of Japan』を体現したものだと感じました。
シェフサービスが提供される時間帯も、羽田は欧州便が出発する午前9時~10時30分、成田は北米とアジアへ出発する便が多い夕方と、羽田と成田のデュアルハブ戦略に沿っています。
ラウンジが開いている全時間帯で提供するのがベストなのでしょうが、敢えてこのように時間を絞っているのも良いかと思いました。