海外渡航先でもインターネットを使いたいという方にとって、キャリアのローミングサービスを使うか、日本でポケットWi-Fiを借りていくか、現地でSIMカードを購入すべきか、いろいろな面で迷うところです。
キャリアのローミングや日本でポケットWi-Fiを借りていく場合は、現地に到着してすぐネットが利用できるという強みがありますが、コストが高くついてしまう、ポケットWi-Fは持ち歩くわずらわしさがあるなど、一長一短です。
一方、ドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリア端末を利用している方、最初からSIMフリー端末を使っている方にとっては、現地でSIMカードを購入する方がお得な場合がほとんどです。
今回はスワンナプーム国際空港で、タイのDTACのSIMカートの価格と購入する方法、空港からのタクシーの利用方法をご紹介します。
タイの3大キャリアのSIMカードショップがあるのは到着フロア
タイには、AIS,TRUE MOVE、DATCの大手携帯キャリアがあり、スワンナプーム国際空港には3つのキャリアが店舗を構えています。
繋がりやすさは余程の片田舎に行かない限りは、どのキャリアのSIMカードを購入しても大差ない、というのが現状であり、問題はプランや価格になります。
スワンナプーム国際空港は、海外からの旅行者を対象としている店舗のため、選びやすいプランが予め用意されています。
スワンナプーム国際空港のDATCショップでのツーリストSIMのプラン
日数 | 価格 | 内容 |
7日間 | 299バーツ | ・使い放題(但し高速通信は2.5GBまで、その後は低速) |
10日間 | 499バーツ | ・使い放題(但し高速通信は2.5GBまで、その後は低速) |
15日間 | 599バーツ | ・使い放題(但し高速通信は5GBまで、その後は低速) |
30日間 | 549バーツ | ・使い放題(但し高速通信は4.5GBまで、その後は低速) |
30日間 | 849バーツ | ・使い放題(但し高速通信は9GBまで、その後は低速) |
30日間 | 1,349バーツ | ・DATC同士の通話は無料 |
※2016年11月時点
タイに1週間までの滞在であれば7日間のプランが、2週間程度であれば15日間のプランなど、日数で選ぶか、データ通信の容量で選ぶのか、選択することができます。
以前は7日間で299バーツで、1.5GBまで高速通信可能なSIMカードが販売されていましたが、2016年11月時点では2.5GBに容量アップされていました。
おそらく一番売れているのが、この7日間プランと思われますので、他社に負けないように容量アップしたのかもしれません。
DATCをはじめとする各キャリアの店舗は、基本24時間オープンですので、どんなに遅い時間に到着しても購入できないということはありません。
バンコクをはじめとする街中のキャリア店舗でも、SIMカードを購入することはできますが、英語が通じなかったり、意図したパッケージが用意されていない可能性もあるため、できるだけ空港でSIMカードを購入することをおすすめします。
ただキャリア店舗は、常に購入待ちの客で混み合っているため、実際に到着口を出てからSIMカードを購入するまで、15分~30分かかる場合があります。
SIMカードの設定に慣れている方、SIMカードの購入だけ済ませたい方は、店舗横にSIMカードの自動販売機も設置されています。
せっかくですので、自動販売機で購入しようと思ったのですが、あいにく使用できませんでした。
購入はプランを選んで、現金かクレジットカード(VISA、MASTER)で支払うだけのようです。
もちろん、SIMカードの設定がわからない、使えるまで全部設定してほしいという方は、スタッフがいる有人カウンターで購入しましょう。
その際は、スマートフォンの言語設定を「English」しておくと、スムーズに設定してもらえます!
スワンナプーム国際空港に深夜到着時のタクシーの利用方法
スワンナプーム国際空港には、空港鉄道であるエアポートリンクが乗り入れていますが、0時台~5時台は基本運行されていないため、空港から市内へ向かうためにはタクシーに乗るしかありません。
「海外でタクシーに乗るのはちょっと、、、」という方もいらっしゃるかもしれませんが、タイはタクシー料金が安いので、タイ人も気軽に使える必須の交通手段です。
少し前までは、到着階の1つ下のフロアにある公共タクシー乗り場には、タクシーをさばく係員がいて、例えば宿泊先が書いたバウチャーなどを見せれば、タイ人の運転手でもわかるように行先をタイ語で書いた紙と、どのタクシーに乗れば良いのかを案内してくれていました。
それがコスト削減のためか、機械でのタクシー配車に切り替わりました。
公共タクシー乗り場の前に、複数の機械が並んでいるため、ここで配車手続きをします。
機械の画面には「Queue wating 1」と表示されていますが、これはタクシー配車待ちの数を示しています。
この画面が消えない限り、配車手続きはできませんので、しばらく待ちます。
配車ができるようになると、画面が切り替わりますので、「GET TICKET」となっている箇所をタッチします。
するとレシートのような配車チケットが印刷されて出てきますので、書かれている数字(ここでは17)が書かれたタクシーレーンへ移動します。
あとは直接タクシーの運転手に、行先を告げて乗車するだけとなります。
ただ、残念なことに今回乗車したタクシーは完全なハズレ!メーターを使用するに言っても聞く耳を持たず、あくまでも自分の言い値でしか乗せてやらないと言ってききません。
頭に来たので、再び配車チケットをもらいに行こうすると、「わかったわかった」と言って、言い値を少し下げるような始末でした。
タイでは、タクシー運転手との交渉はよくあることなので、ここまでのやり取りは良いのですが、最悪なのはホテル前での降車時に当初言っていた言い値を払わないと、荷物を入れたトランクを開けないと言い出す始末。
妥協はしたくありませんでしたが、ホテルに早く入りたかったこと、トラブルに巻き込まれるのは面倒なので、言い値を払って降りました。
まとめ
以前であれば公共タクシー乗り場に係員がいて、苦情を言うことができましたが、今ではそれができません。
残念ですが、悪い運転手に合った時は運がなかったと諦めて、気分を切り替えるようにしたほうが良いでしょう。