アジア有数の規模である香港国際空港は、誰もが認めるハブ空港です。
香港国際空港を本拠地としているキャセイパシフィック航空、キャセイドラゴン航空をはじめ、FSCの香港航空、LCCの香港エクスプレス航空も、路線の拡張が次々できるのはハブ空港のおかげできます。
どうせ香港国際空港を経由するなら、ついでに香港観光も楽しもうと思う方もいるといらっしゃるかもしれませんが、24時間以上滞在するストップオーバーの場合、追加コストがかかってしまい、チケットの値段が高くつくのが難点です。
それが24時間未満の乗り継ぎであれば、通常の乗り継ぎと同じのため追加コスト無しで観光が楽しめます。
今回は香港国際空港での乗り継ぎ時間を利用して、どんな香港観光ができるのか実際に試してみました!
とにかくコストを抑えて観光するならバスを使え
時間がないならタクシーをチャーターして香港観光、、、しても良いのですが、それでは面白くありません。
今回はコストを抑えるのためにも、バスで香港国際空港からバスで九龍半島の突端にある尖沙咀(チムサーチョイ )まで向かいます。
乗車するバスはA21、旺角(モンコク)、油麻地(ヤウマーテイ)、尖沙咀を経由して紅磡(ホンハム)駅まで向かいます。
九龍半島の観光スポットとなっている街を経由するので、観光に便利な路線です。
香港国際空港のバスターミナルは1か所なので、案内板に従って行けばすぐに見つけられます。
二階建てのバスは日本では見かけないので、乗るのが楽しみです!
バスは頻発しているので、乗車して待っていればすぐに発車します。
17:30に香港国際空港を出発して、一路尖沙咀へ向かいます!
走り出してすぐ、空港の対岸にある東涌エリアのマンション群が目に飛び込んできます。
日本にもタワーマンションは増えていますが、香港のマンションは狭いエリアに細長い建物がニョキニョキ建っているので圧巻です。
バスは空港から九龍の市街地手前までは高速道路を走るため、渋滞に引っかかることなくスムーズに移動できます。
高速道路を降りて九龍エリアに来ると、夕方のラッシュアワーも相まって、バスが進まなくなりました。
どうにかこうにか渋滞を抜けて、出発から1時間で尖沙咀に到着しました。
エアポートエクスプレスであれは空港駅から九龍駅まで21分で100HKD、バスなら1時間で33HKD。
九龍駅と尖沙咀は少し距離があるので、タクシーで移動すると10分はかかります。
バスに乗り慣れている管理人であれば、迷わずバスを選択しますが、あくまでも頻発している朝から夜までです。
荷物が多い方や、香港に深夜到着される方は、エアポートエクスプレスのほうがホテル送迎サービスのシャトルサービスも付いているので良いでしょう。
尖沙咀をぶらぶら
バスを降りて尖沙咀をぶらぶらしつつ、港の方に向かいます。
ちょうど夕方なので、香港人と観光客とでごった返しています。
香港にやって来たからには、絶対に見ておきたいのが100万ドルの夜景です。
シンフォニー・オブ・ライツはビクトリア湾を挟んだ香港島側の高層ビルの明かりとレーザー光線が鮮やかなライトショーで、毎日20:00から開催されています。
尖沙咀の突端にあるスターフェリーピア(天星碼頭)は、目の前がちょうど香港島の高層ビル群があたる絶好の観覧スポットです。
さらに尖沙咀東部海濱公園のプロムナードも観覧にはおすすめです。
ちょうどこの日訪れた時刻は18:30、シンフォニー・オブ・ライツのスタートまで1時間30分もあります。
どこかでディナーでも食べて、シンフォニー・オブ・ライツを観覧しても良かったのですが、空港でのラウンジ巡りという大切な?用事があるため、観覧は泣く泣く諦めました。
スターフェリーで香港島へ移動
その代わり、スターフェリーに乗って、九龍から香港島に渡るクルーズを楽しみました。
たったの2HKDで100万ドルの夜景を楽しめるので、フェリーからのシンフォニー・オブ・ライツもおすすめです。
スターフェリーの一番前に陣取り、夢中で夜景を撮影していたようです。
香港島から九龍駅側を撮影したものです。
左側の頭一つ高いビルの上が、リッツカールトン香港、一度は泊まりたい憧れのホテルです。
香港島の中環に到着しました。
香港に来ていなかった間に、観覧車ができたたようです。
その名も「香港観覧車(Hong Kong Observation Wheel)」。
時間があれば乗って夜景を楽しみたいところですが、ラウンジ巡りがあるのでお預けです。
観覧車のちょうど反対側にあるのが、香港駅の直上にそびえるビルです。
フェリー乗り場から中環駅に向かう途中にある歩道橋から、ビルに入居しているアップルストアが見えます。
以前はSIMフリーの香港版iPhoneを買い求める日本人もいたようですが、日本国内でSIMフリーiPhoneが手に入るようになったので、わざわざ買いに来る人は少ないようです。
香港駅から東涌駅まで東涌線で移動
行きは空港から尖沙咀まではバスで一気に移動しましたが、帰りは電車(MTR)で空港の手前にある東涌駅まで移動して、東涌駅から空港までの連絡バスで移動します。
香港駅から東涌駅まで25.5HKD、東涌駅から空港までは3.5HKDの合計29HKDのため、尖沙咀から空港までの33HKDよりもお得!というか最安値の移動ルートです。
東涌駅から空港まではS1バスを利用するのですが、このバスは観光客用ではなく、空港で働く人の輸送がメインのため、航空会社のビルなど複数の施設を経由した後に空港のバスターミナルに入ります。
そのため東涌駅から空港まで20分くらいかかります。
東涌駅から空港に急ぐ場合には、タクシーで一気に移動する方が良いでしょう。
まとめ
実際のところ、乗り継ぎにどれくらい余裕があれば香港市内観光に行けるかですが、出国と入国などの時間なども考慮すれば、到着から次の出発まで5時間以上あった方が良いと思います。
今回は17:30に空港を出発して戻ってきたのが20:30、3時間ほどのショートジャーニーでしたが、食事をしたり、観光施設やショッピングモールなどにも寄らず仕舞いでした。
おそらく往復ともエアポートエクスプレスを使えば、同じ行程を2時間程度で周ることができ、プラスして食事やショッピングなども楽しめるでしょう。
乗り継ぎついで香港観光がしたい方は、一度ショートジャーニーを楽しんでみてはいかがでしょうか!