トラスケ(@lkardtheworld)です。
羽田空港の現国際線ターミナルが完成したのが2010年10月。当時は1箇所だったANAラウンジも、ターミナル拡張で計2箇所になりました。
ANAは、2020年のオリンピックに向けての羽田空港の発着枠拡大を見越して、現国内線専用の第2ターミナルを国際線用に一部転用する計画であり、おそらくは第2ターミナルにもANAラウンジを設けるはずであり、そちらがフラッグシップラウンジとなることでしょう。
その間のフラッグシップラウンジこそが、110番ゲート付近にあるANAラウンジになります。
今回は2017年の最新仕様のANAラウンジをご紹介します。
選ばれし者だけが進むことができる入口
出国ブースを抜けて制限区域内にある110番ゲートの近くに、ANAラウンジ/ANAスイートラウンジの入口があります。
「航空会社ラウンジ」の存在を知らない人にとっては、気にならないような入口になっています。
ANAラウンジは、スターアライアンスパートナーと、ANAが出資しているフィリピン航空利用時に使えるようです(フィリピン航空同様にANAが出資している、ベトナム航空利用時には使えません)。
110番ゲート付近のANAラウンジは5:00〜25:00という早朝から深夜までフル営業していますが、114番ゲート付近のANAラウンジは6:30〜13:30、そして20:00〜25:00の営業となっています。
ANAラウンジ、ANAスイートラウンジは出発階の1つ上の4階にあるため、エスカレーターで移動します。
4階に着くと運命の分かれ道とも言える入口が2つあります。エスカレーターから直進した入口はANAスイートラウンジ、左手がANAラウンジです。
トラスケはANAスーパーフライヤーズカード会員のためANAスイートラウンジには入れないため、素直にANAラウンジのレセプションに向かいます。
以前は航空券とステータスカードを見せていましたが、最近では航空券のチェックだけで入室できるようになっています。
いよいよANAラウンジの内部へ潜入
レセプションからラウンジ内に続く廊下には、スター・ウォーズのフィギュアが飾られています。マニアにとってはたまらないものかもしれませんが、トラスケはまともにスター・ウォーズの映画を見たことがないので素通りです。
廊下を歩いていると「いい匂い」がしてきます。。。と言っても食べ物の匂いではなく、ANAラウンジ特有のフレグランスの匂いです。
この匂いを嗅ぐと「ああ、これから旅立つんだな〜」という気分になれます。
ラウンジに入室したのは11:00過ぎと、ちょうど混み合う時間帯でしたが、席の空きはあるので座れないということはありません。
114番ゲート付近のANAラウンジも空いているため、140番台のゲートから出発する乗客との振り分けが上手くいっているためでしょう。
ANAラウンジのフード&ドリンクをチェック
ラウンジのお楽しみといえば、やっぱり飯とお酒ですよね!
ラウンジ乞○な方は、朝から空腹を我慢してラウンジに来るといいますが、トラスケはラウンジ○食ではない、、、と自負はあるつもりですが、ついつい食べすぎてしまうので、あくまでも食べる量は控えめに抑えています。
ANAラウンジのフードコーナーは本日も賑わっています。
日本人のおツマミの傾向をうまく捉えているからなのか、唐揚げ&ポテトフライが用意されています。
ただお味の方は、、、、味の○の冷凍唐揚げのような感じ、居酒屋の唐揚げのような美味しさはないです。。
日本人には覗くだけで手に取らないものの、海外の方は皿にてんこ盛りにするにをよく見かける焼きそば。
パンと一緒に食べるのにピッタリのスープもあります。この日はクラムチャウダーが用意されていました。
具だくさんスープは得した気分になるので好きです。
スープはスープでも、ジャパニーズスープの代表とも言える味噌汁も用意されています。
ワカメやネギは別トッピングできるようになっています。
日本人、海外の方の双方に人気のおにぎり、いなり寿司。いつも変わらぬ安定の美味しさです。
JALのビーフカレーに触発されて鳴り物入りで登場したのが、ANA特製チキンカレー!素朴な味ですが、意外と癖になります。
強者(例えば、タレントの高橋真麻さん)になると、ヌードルバーで注文したうどん・そばにこのチキンカレーをかけて食べるとか。そのうち試してみたいと思います。
軽くつまみたいという方のために、フィンガーサイズのサンドイッチ、サラダ類も充実しています。
オリーブ、チーズ、チョコレート、フルーツポンチも健在です。
食事に欠かせない飲み物の代表といえばビール!ヌードルバーがあるダイニングコーナーにはスーパードライのビールサーバーしかありません(もう1つあるダイニングコーナーには一番搾り、黒ラベル有・・・後述)。
ハードリカー、ワインの充実ぶりはまずまずといった感じです。
よく冷えた白ワインは海外の方に人気のようで、スタッフの方が頻繁にチェックして追加投入をしていました。
そして2018年あたりから、ANAラウンジにもスパークリングワイン(CAVA)が置かれるようになっています!
JALのサクララウンジには、以前から当たり前のように置かれていたスパークリングワイン。
やっとANAも並んだ?といったところでしょうか。
一通りのチェックという名の撮影が終わったところで、実食といきます!
ヌードルバーでオーダーしたのは、ラウンジ開設当初にはなかった豚骨ラーメン!
唐揚げの出来には文句を言いましたが、豚骨ラーメンをはじめとする麺メニューは、一つ一つ手作りで美味しいです。
野菜サラダ、ポテト、唐揚げ、焼きそばもレポートのために試してみましたが、味の方は、、、、です。
クラムチャウダーの味は合格です。
トラスケが一番気に入っているのがチキンカレー!具だくさんでチキンもゴロゴロ入っていて美味しいです。
ラウンジ奥にもダイニングエリアあり
先にレポートしたヌードルバーがあるダイニングは混み合うため、ラウンジ開設当初にはなかった奥のエリアにも、新たにダイニングが開設されました。
ヌードルバーがないだけで、置いてあるものは変わりません。
コンパクトにまとまっているので、食事を取りやすいのが特徴です。
ビールサーバーは一番搾り、黒ラベルがあります。
まとめ
成田空港のANAラウンジ同様、羽田空港のANAラウンジもフラグシップラウンジにふさわしい食事、ドリンクサービス、ゆっくりくつろげるソファーエリア、仕事もできるワークエリアも充実しています。
ただ海外の航空会社に目をやると、バーテンダーがオーダーに応えてカクテルなどをサーブしてくれるシンガポール航空のシルバークリスラウンジ、キャセイパシフィック航空のキャセイパシフィックラウンジなど、アジアのライバルはさらに上を行くサービスを用意しています。
「バーテンダーなんて配置したら、ラウンジが本格的な居酒屋化してしまう」なんて心配する向きもありますが、世の流れとしては、ラウンジもホスピタリティで差別化する時代です。
スパークリングワインが置かれるようになったりと、着実な進化をANAラウンジはしていますので、もう一歩上に進んでもらいたいです(あくまでも勝手な希望ですが)。