東京駅と成田空港を結ぶ格安バスに続いて、大崎駅と成田空港、そして隣の芝山町までを結ぶ新たな格安バス路線が2016年に開業しました。
首都圏各地運行されているリムジンバスの1/3程度の安さのため、大崎駅を通る山手線や埼京線、湘南新宿ライン沿線の方の利便性が向上が期待できますが、実際のところ時間通りに着くかなど不安な点も多いのではないでしょうか。
そこで成田シャトルの予約方法、大崎駅から成田空港まで実際に利用して感じた座席や車内設備等のメリット等をご紹介します。
電車・リムジンバスに比べて安い
大崎駅から成田空港まで電車で行くといくらかかるのか?
他にも複数のルートがありますが、運賃と移動時間を考慮すると、成田シャトルはかなり優位性があるといえます。
成田シャトルの予約方法
成田シャトルは、予約なしでの当日乗車は1,200円、一方インターネットで事前予約すると1,000円ですから、迷わず事前予約をおすすめします!
by WILLER TRAVEL
まずはウィラーエクスプレスのWEBサイトにアクセスして、成田シャトルの予約をスタートしましょう。
大崎から成田空港、成田空港から大崎のどちらを予約するかを選択します。そして乗車希望日を選択します。
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希望日を選択すると、どの時間帯のバスに乗るかを選択できます。
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各便のシート詳細リンクをクリックすると、車内設備を確認することができます。
ウィーラーエクスプレス、京成バス、千葉交通の3社の共同運行のため、バスによってWi-Fiなどなど車内設備に差異があるので注意しましょう。
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乗る便が決まれば、降車する場所を選択します。
成田シャトルは
5つの降車場所のみ選択できます。
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乗車日や乗車時間や行先などの表示画面で、間違いないかを確認しましょう。
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この時点でカートにチケットが入るため、あとは支払い画面に進みます。
支払いの際には氏名や電話番号等の個人情報の入力もあるので、ちょっと手間がかかります。
成田シャトルの大崎駅の乗車場所と運行ルート
成田シャトルは大崎駅新西口にあるバスターミナルからの出発になっています。
大崎駅内の案内に従っていけば、問題なくバスターミナルにたどり着くことができます。
バスターミナルに着いたのは発車の10分前でしたが、すでにバスが到着していました。
バスターミナルには、液晶モニターの案内板が設置されています。
大崎からは、成田シャトルだけではなく、仙台行きなどの複数のバスが出発しています。
乗車する前に、荷物係の方に降車する場所を伝えて、バスに積み込みをしてもらいます。
そのうえで、運転手さんに名前を告げるだけで、Eメールで届いたチケットの確認はありませんでした。
成田シャトルのすごい車内装備シート編
ウィラーエクスプレスのバスに乗るのはこの日が初めてだったのですが、従来のバスとは違うオシャレは内装にまず驚きました。
シートは皮張りのスリムシート、床は木目のパネルが敷いてあり、上質感が漂っています。
シート間隔は標準的なバスと同じですが、シートがスリムなせいか、少し余裕があるように感じました。
シートの背面には取っ手、カップフォルダー、網棚のみで、テーブルはありません。
足元はLCC以上!余裕があり足も組めます。
上にはエアコンの吹き出し口、LEDライトも装備されています。
そしてうれしいのが車内で充電ができる点です!
写真は通路側のシートに設置されているUSB充電ポートです。
窓側の壁にも、USB充電ポートが設置されています。
運転手さんによると、USB充電ポートは、スマートフォンやタブレットの充電にのみ使ってほしいとのことでした。
成田シャトルのすごい車内装備Wi-Fi編
ウィラーエクスプレスのバスでは、無料Wi-Fiが利用できます。
特に車内でWi-Fiについての案内等はないので、自分で設定しましょう。
まずは、Wi-FiをONにして、『WILLER_Free_Wi-Fi』を選択します。
ブラウザを起動すると、Wi-Fiについての案内が表示されます。
続いてNTT BPの無料インターネット接続画面が表示されますので、メールアドレス、もしくはSNS(Facebook、Twitter)アカウントを登録します。
都内お台場あたりで無料Wi-Fiに接続すると、下り3.27M、上り4.82とまずまずのスピードでした。
意外に時間に正確
12:00ピッタリに大崎駅を出発して、山手通りを北上して五反田方面に向かいます。
大崎郵便局で右折して、首都高速2号目黒線の高架下を進みます。
その後目黒ICで首都高速2号目黒線に乗ります。
一ノ橋JCTあたりで出発から20分が経過、昼間の渋滞に捕まりつつもバスは進んでいきます。
浜崎橋JCTからお台場方面に進むと渋滞もなくなりました。
首都高湾岸線に乗ったのは出発から25分後。
あとは成田空港まで渋滞もなく順調に進み、成田空港第2ターミナルには予定より1分早い13:14に到着しました。
まとめ
大崎駅から成田空港まで格安1000円のバスで移動すべき3つの理由、それは
- 運賃の安さ
- バス車内設備の充実度
- 時間の正確性
です。
そして成田シャトルは、東京西部、神奈川エリアの方にとって、魅力的な成田空港までの選択肢になり得ると確信できました。
乗車したのは平日の昼間、しかも成田シャトルのサービスが始まって1か月も経っていない時期だったため、乗客は10人程度でしたが、今後周知されていくと乗客も増えていきそうです。
これまでJR経由、日暮里で京成線乗り換えをしていた方は、一度成田シャトルを利用されてはいかがでしょうか!