サンプラーン象園は、バンコクから南西に1時間ほど行ったところにある象とクロコダイル、トラなどがいる動物園、さらに蘭などの植物園が一体になった施設です。
バンコクから往復で2時間、3~4時間あれば十分観光できるので、午後からの半日観光にピッタリの場所です(後述しますが、午前中の観光には、ショーの時間の関係上向いていません)。
「タイといえば象を見なければ」という方の中には、現地ツアーなどに参加する方も多いとは思いますが、自力で行くことに快感?達成感?を感じる方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、サンプラーン象園でバスで行く方法と併せて、象園のショーの様子をご紹介します。
BTSシーロム線の終点バンワー駅からバスに乗る
まずはBTSシーロム線、バンワー(Bang Wa)駅まで移動しましょう。
くれぐれも、BTSスクンビット線のバンナー(Bang Na)駅と勘違いしないようにしましょう。
バンワー駅は、将来バンコクメトロのブルーラインが延伸開通する予定で、工事の真っただ中です(2016年時点)。
将来はアソーク、ファラボーン方面から乗り換え無しでバンワー駅に行けるようになるため、周辺はコンドミニアムをはじめとする開発ラッシュが続いています。
バンワー駅は高架上のため、バスに乗りために地上に降りましょう。
バス乗り場はこの辺りになります。
サンプラーン象園へ行くバスは『84』番です(車体カラーが違いますが、84番と標識が出ていれば、どちらに乗ってもOK)。
ただし、『84』番バスは『84』『84ก』番の2系統があります。
こちらの『84ก』番バスは、サンプラーン象園へは行きません!
84番バスは、サンプラーン象園へ行きます。
『84』番バスの横には、『Samphran Elephant Ground&Zoo』と書いてあります(一部のみとの情報を読者様からいただきました)。
バスに乗る前に必ず確認して、心配な場合にはバスを待っているタイ人や運転手・車掌さんに確認するのが確実です。
バスに乗り、車掌さんにサンプラーン象園行くことを伝えて、バス代を支払いましょう。
スマホやガイドブックなどでサンプラーン象園の写真を見せればOKです。
いざサンプラーン象園へ
バンワー駅からサンプラーン象園前のバス停までは、早ければ40分、渋滞につかまれば60分くらいかかります。
サンプラーン象園前でバスを降りたら、道路のちょうど反対側にあるバス停を確認しておきましょう。
バンワー駅へ戻るバスも84番です。
大きな道路からサンプラーン象園のチケット売り場まで、300メートルくらい歩きます。
行ったのは12月31日でしたが、混み合う感じではありませんでした。
タイ人にとって、12月31日は普通の休日みたいな感じなのでしょう。
入場料とショーの時間をチェック
チケットは大人600バーツ、子ども350バーツで、全てのショーを何度でも見ることができます。
日本人は外国人価格、タイ人はタイ人価格となっています(タイでは良くあることですが)。
大人と子ども料金の境目も、確認できるようになっています。
90cm未満は無料、90cm~130cmが子ども料金、130cm以上がおとなしく料金のようです。
そして、ショーの時間も確認しておきましょう。
日曜・祝日は11:00から、平日・土曜は12:45がショーのスタートになるため、昼過ぎにサンプラーン象園に着くように移動するのがベストです。
チケットとショーの時間を確認したら、早速入場しましょう。
サンプラーン象園では、トラと記念撮影ができるアトラクション(別料金)もあります。
残念ながら、このときはトラが風邪を引いた?という理由で、記念撮影不可でした。
エレファントショーを見学
エレファントショーは、3部構成になっています。
まずは、ショーに登場する象がお客さんの前で挨拶します。
第1部は、よくありそうな象使いによるショーです。
第2部は、サッカーショーです。
各国の有名選手の番号をまとった象が、縦横無尽に動いてボールを蹴っていきます。
大きな像ですが、意外に器用だと感じます。
サッカーショーが終わると、一列に並んで挨拶をします。
このときに、バナナの売り子からバナナを買うと、象にエサやりをすることができます。
サッカーショーを終えて、裏に引っ込みます。
第3部は、タイの歴史スペクタクルショーといいますか、昔の戦争の様子を再現したショーがスタートします。
象に乗っているのが王様なのでしょうか。
東南アジアでは、馬ではなく象が重用されたいたようです。
ステージの奥にある城壁に向けて、攻撃をしかけるようです。
写真では煙が見えていますが、攻撃と同時にあちこちで爆発の仕掛けがあり、迫力を感じます。
熱気が観客席まで伝わるので、見応えがあります。
ショーは約30分ほど、あっという間でしたが、楽しむことができました。
クロコダイルショーがおもしろい
エレファントジャパンが終わると、観客が隣のクロコダイルショーのある池の周りに移動します。
ショーの時間が被らないようになっている、観客のことを考えた構成になっています。
観客席はなく、池を取り囲むようになっている通路から見学する形になります。
クロコダイルを身近で感じたい方は1階、全体を見たい方は2階が良いでしょう。
ショーが始まると、池にクロコダイルが放たれます。
ワニ使いが泳いでいるクロコダイルを素手で捕まえて、真ん中のコンクリートステージに引っ張ります。
なんともワイルドです。
ワニ使いが、クロコダイルの口を棒を使って開かせます。
そして、クロコダイルの口にワニ使いの頭を、、、、というショーです(笑)。
写真では伝わらない緊張感があるため、ぜひ現地で体感してください。
お腹が空いたらフードコートで食事もできる
入口近くにフードコートがあるため、軽い食事を取ることもできます。
このときは小腹が空いていたため、軽めの米粉麺をいただきました。
まとめ
今回、エレファントショー、クロコダイルショー、いまいちなマジックショー、食事を含めてサンプラーン象園には3時間ほどの滞在でしたが、すべてのアトラクション一通り楽しむことができました。
サンプラーン象園はバンコクから少しだけ離れているだけですので、数日バンコク滞在されるのであれば、行く価値があると思います。
記事で紹介しましたが、平日・土曜、日曜・祝日でショーの開始時間が異なる点は注意しましょう。