今回の旅の目的の1つは、タイとカンボジアの国境の町であるアランヤプラテートにあるロンクルア市場を訪問することです。
タイで有名な巨大な市場というと、ウィークエンドマーケットことチャトチャック市場ですが、ロンクルア市場はその規模や敷地の広さが数倍と言われています。
実はバンコクからシェムリアップへ国際バスで行く際に、アランヤプラテートは通過したことはあるのですが、ロンクルアマーケットを見学することはできなかったため、今回がはじめての訪問となります。
バンコクから日帰りでロンクルア市場見学するのは無理があるため、アランヤプラテートで1泊する日程を組みました。
バンコク北バスターミナルでアランヤプラテート行きのチケットを購入する
アランヤプラテートは、バンコクから陸路で約4時間、シェムリアップから陸路で約2時間という場所にあります。
アランヤプラテートは、タイとカンボジアの国境を超えて人やモノが行き交う拠点の町であり、観光目的としては見るべきものはロンクルア市場程度しかありません。
人やモノの移動は陸路がメインであり、利便性が高いのは明らかにバスで、鉄道は時間がかかり過ぎ、本数も少ないため、余程好きな方以外はおすすめできません。
バスは、バンコクの北バスターミナル(モーチット)、東バスターミナル(エカマイ)の2か所からアランヤプラテート行き、アランヤプラテート経由ロンクルア市場行きが出ています。
今回は北バスターミナルからアランヤプラテート経由ロンクルア市場行きに乗って、終点まで行くことにします。
北バスターミナルでのチケット売り場は30番窓口になります。
2016年11月現在の運賃ですが、アランヤプラテートまでは205バーツ、終点のロンクルア市場までは209バーツで行くことができます。
そしてロンクルア市場は、タイとカンボジアの国境のすぐ横にあるため、陸路で国境を越えたい方は、ロンクルア市場行きに乗ればOKです。
北バスターミナルにはおもしろい自動販売機がある
8時発のロンクルア市場行きのバスのチケットを購入しようと、出発30分前の7時30分に窓口に行きましたが、空きは十分あるらしく余裕で購入することができました。
さて、北バスターミナル内には食堂や商店、セブンイレブンなどのコンビニがあるため、大半の物を購入することができます。
そんな中でおもしろいと思ったのが、Tシャツの自動販売機です。
白、黒、黄色、青などのTシャツ、ポロシャツが販売されており、サイズもS~XLLと揃っています。
バスで東南アジアを放浪する外国人向けなのか、田舎からバンコクへ出てきたタイ人向けなのかターゲットは不明ですが、129バーツとお手頃価格なので意外に売れているのかもしれません。
ロンクルア市場=タイ・カンボジア国境行きのバスは121番から出発
北バスターミナルとアランヤプラテート、ロンクルア市場行きのバスは、121番ゲートから出発します。
乗車ゲートは案内板に従って探せば、迷うことはありません。
すでに8:00発のアランヤプラテート経由ロンクルア市場行きのバスが、ゲート前に停車していました。
タイの長距離路線バスは、手動で扉のよう開けるドアタイプが多く走っています。
そして行先がしっかり車体にペイントされているのも特徴です。
タイ語と英語が併記されているので、乗り間違えることもありません。
早速バスに乗り込んでみました。
チケットには座席番号が印刷されていたのですが、運転手に聞いてみたところ、好きなところに座って良いとのことでした。
バンコクとパタヤを結ぶバスのように、指定した座席に座ることを求められるバスもあれば、今回のように運用がゆるゆるのバスもあるようです。
バスの座席はお世辞にもキレイとは言えず、相当くたびれた滑りやすい合皮のシートでした。
足元の余裕は足を組むことはできるものの、決してゆったりではありません。
飛行機の中であれば、足の疲れ予防のために靴を脱ぐのですが、足元がキレイではないため、靴は履いたままで過ごしました。
くたびれ感が半端ないバスではありますが、長距離バスだけあってトイレも付いています。
写真撮影時はドアに鍵がかかっていましたが、出発前に車掌が来て鍵を開けていました。
利用していないので、トイレ内がどうなっているのか不明ですが、途中の町のバスターミナルやドライブインでの小休憩があるため、緊急用と捉えておいても良いでしょう。
出発時に乗っていた乗客はわずか数人でしたが、途中で乗客がかなり入れ替わり、ときには満席になることもありました。
ミネラルウォーターが乗客に配られると定刻の8時になり、遅れることなく出発しました。
まとめ
安くタイ国内を移動するなら、時間は少しかかるもののバスを利用するのが一番です。
特に近くに空港がないアランヤプラテートのような町に行く場合には、バス利用しか行く手段がありません。
一度バス旅に慣れてしまえば、タイ国内なら同じような感じで移動できますので、旅の楽しみが増えること間違いなしです!
次回は、バンコク北バスターミナルからロンクルア市場までの道中の模様をご紹介します。