メモ
トラスケ(@lkardtheworld)です。
前回、ホーチミン市内から49番バスで移動してチェックインするところまでご紹介しましたが、今回はその続きになります。
ベトナム最大の都市であるホーチミンと香港との間には、FSCとLCCが就航する激戦区、その中で今回選んだのはベトナム航空の関連会社でもあるジェットスター・パシフィックです。
エアアジアと双璧をなすLCCの雄であるジェットスターブランドを冠するジェットスター・パシフィックのサービスやクオリティ、定時性などを実際に搭乗して検証してみました!
ジェットスター・パシフィックは沖止めが基本
ジェットスター・パシフィックはベトナム航空が出資するLCC、関係性で言えば日本航空とジェットスター・ジャパンのような感じでしょうか。
LCCと言えば、安全性を除くあらゆる運航コストを切り詰めることで、低価格を実現するビジネスモデルです。そのコスト削減のためか、今回タンソンニャット国際空港でのゲートはバスゲートな上に、ターミナルから遠く離れた駐機場まで移動となりました。
タンソンニャット国際空港の10〜14番ゲートはバスゲートになっています。香港、パクセー、シェムリアップと近距離線で使っているようです。
搭乗開始の9:05にゲートに行くと、すでにバス乗車が始まっていました。定時性という面では期待が持てそうです。
ゲートから駐機場まで移動すること10分、タンソンニャット国際空港の国内線ターミナルの目の前にある駐機場まで連れてこられました。
国内線で飛んできた機体を、国際線で使うためかもしれません。
日本の空港の場合、前方左側のドアからのみの乗降が基本ですが、海外の空港で駐機場での乗降の場合は後方左側のドアからも使うケースがあります。
ジェットスター・パシフィックでは、座席の列別で前方後方のどちらから搭乗すべきなどの事前案内は皆無、自分で判断するようになっています。そのせいか機内の途中で乗客が交錯する混乱が起きていました。
私は青空にオレンジの星が輝く写真を撮りたかったので、後方から搭乗しました。
ジェットスター・パシフィックの機内をご紹介
ジェットスターグループのメインの機体はA320-200。中身は「ジェットスター・ジャパンと同じ」です。
シート間隔も同じ。短距離であれば苦痛を感じることはありません。
シートポケットが上側に付いているのも共通仕様です。
ただし、安全のしおりは各ジェットスター会社別で異なっています。ジェットスター・パシフィックはベトナムの航空会社ですので、ベトナム語、英語、そして利用者が多い中国語の3ヶ国語構成です。
安全のしおりと同じく、機内誌も各ジェットスター会社別になっています。ジェットスター・パシフィックはベトナムをはじめとする就航地の情報がメインになっています。
ジェットスター・パシフィックの就航地はベトナムの各都市の他、バンコク、マカオ、香港、広州、台北となっています。どちらかというとベトナム国内線がメインです。
ジェットスター・パシフィックの機内食メニュー
空の旅のお楽しみといえば機内食!ですが、LCCで機内食は有料、しかもホーチミン〜香港は2時間かからない程度の日本の国内線ような距離なので、今回はオーダーせずメニューの紹介のみです。
メニューの表紙はベトナムの地図に料理に飾られている、なかなかオシャレな感じです。
ベトナムらしくフォーや生春巻きでもある思いましたが、ラインナップはごく普通の機内食メニュー。
ただ1品50,000VND(約250円)からと、ボッタクリ的な価格が多いLCCの機内食にしては激安です。これなら試しにオーダーしてみても良かったかもしれません。
ちなみにドリンクも20,000VND(約100円)からと、ベトナム市中価格と比較すると割高ですが、日本人にとってはお求めやすい価格になっています。
ジェットスター・パシフィックの機内販売はノベルティグッズが中心。模型やキーホルダー、リュックサックや帽子などオリジナルグッズが揃っています。
その他に機内販売では、タンソンニャット国際空港、ハノイのノイバイ国際空港から各市内へ向かうバスチケットも販売されています。
定刻通りに香港国際空港のミッドフィールドサテライトに到着
飛行中は特に問題もなく無事定刻通りに香港国際空港に着陸しました。
到着ゲートは2016年にオープンしたミッドフィールドサテライトです。エアアジアやジェットスター等のLCC用になっています。
ゲートに駐機してドアが開くのを待っている間に、預け入れ荷物が貨物室から降ろされていきます。私が預けたバックパックがちょうどベルトコンベアに流れてきたので、どのように扱われるかを見ていましたが、乱暴に投げられるようなことはありませんでした。
ドアがオープンしたので、ミッドフィールドサテライトへ初の一歩を踏み出します。すべてが新しい建物なので、歩いていて気持ちが良いです。
入国やバゲージクレームは全て従来からあるメインターミナルで行われるため、地下を走るシャトルで移動します。所要時間は8分くらいです。
まとめ
ホーチミン〜香港は、FSCとしてベトナム航空、キャセイパシフィック、香港航空の他に、LCCはジェットスター・パシフィックのライバルでもあるベトジェットエアも就航しています。
LCCのライバル同士で価格競争しているため、ホーチミン〜香港は日本円で1万円前後で乗ることができますので、香港旅行のついでにホーチミンへ、、なんて選択肢もありかもしれません。
ベトジェットエアは乗ったことがないので不明ですが、ジェットスター・パシフィックはジェットスター・ジャパンなどと同じジェットスターグループなので、日本人にとっては安心感を持って利用できる点が良いのではないでしょうか。
サービスの質はちょっと違いますが、国内線を利用するような感覚で国際線が使えるので、東南アジア周遊の際に利用されてはいかがでしょうか!