メークロン線の東側の区間の終点マハチャイ駅から、バンコク市内のウォンウィアン・ヤイ駅までの区間は、運行本数も多く、通勤通学にかなり利用されている区間です。
ただ、いくつか難点もあるため、利用する際には注意が必要です。
今回はメークロン線の東側区間の様子と、バンコクのBTSウォンウィアン・ヤイ駅とメークロン線のウォンウィアン・ヤイ駅までの乗り換え情報も併せてご紹介します。
マハチャイ駅を出発
カオス感が半端ないマハチャイ駅を出発して、一路ウォンウィアン・ヤイ駅に向けて約1時間の列車の旅がスタートしました。
マハチャイ駅を出発すると、もう1本引かれた線路沿いに露店らしくものが見えていますが、すぐに単線にのみになります。
列車の乗り心地はメークロン線の西側区間と違い、線路の浮き沈み?があるせいでしょうか、不快な揺れが終始続く感じです。
さらにスピードも出せないらしく、かなりゆっくり進んでいきます。
途中の駅はまるで人の家の庭先にあるプライベート駅の雰囲気!
日本では考えられない風景です。
一応駅名と前駅・次駅の看板はあるのですが、かなりのミニサイズな上に、タイ語のみの表記のためよくわかりません。
終始市街地を走るメークロン線の東側区間ですが、規模の大きな駅に近づくと、それなりに駅らしい感じになります。
ホームもきちんと整備されていますが、これも普段は生活道路兼用のため、バイクや車が普通に通っています。
乗車したものは昼過ぎの列車だったのですが、バンコク市内に近づくにつれて中学生や高校生が乗り込んでくるようになりました。
通学の足として使われている様子が伺えます。
タラートプルー駅は終点の1つ前の駅ですが、ここでかなりの乗降がありました。
BTSにもタラートプルー駅がありますが、距離的にかなり離れています。
例によって、ホームは露店がズラリと並んでおり、買い物に食事に困らないようになっています。
終点のウォンウィアン・ヤイ駅に到着
タラットブルー駅を出発してゆっくり5分ほどかけて、ウォンウィアン・ヤイ駅に到着しました。
タラットブルー駅に比べて、ホーム上の賑わいは今一つかと思っていましたが、
ホームの幅が広く、スペース余裕があるように見えているだけで、同じような賑わいでした。
時間的に遅れることなく、定刻に到着しました。
ホームの先端には車止めがあり、メークロン線の始発であることがわかります。
マハチャイ駅と違って、駅全体が屋根で覆われておらず、市場もないため、すっきりした印象の駅です。
駅舎の壁はオーキッドカラー、すっきりしています。
ウォンウィアン・ヤイ駅~マハチャイ駅の看板も撮影できました。
ウォンウィアン・ヤイ駅でのメークロン線のチケットは、入口の窓口で購入できます。
窓口では、日本語の発音で「マハチャイ」と言えば駅員さんには理解してもらえます。
メークロン線のウォンウィアン・ヤイ駅とBTSのウォンウィアン・ヤイ駅との移動
メークロン線に興味はあるけれど、地図を見えてメークロン線のウォンウィアン・ヤイ駅がBTSのウォンウィアン・ヤイ駅から離れていることに懸念を持っている方も多いのではないでしょうか。
今回、メークロン線とBTSシーロム線の両ウォンウィアン・ヤイ駅を徒歩で移動してみました。
まずは位置関係をおさらいします。
BTSシーロム線のウォンウィアン・ヤイ駅の北西にメークロン線のウォンウィアン・ヤイ駅があります。
ちょうどZの文字をなぞるように移動します。
メークロン線のウォンウィアン・ヤイ駅を出ると大きな通りがありますので、この通りを南西方向に向けて移動します。
かなり大きな通りで、歩道も整備されていますので、歩く分には安全で問題ありません。
南西方向にはBTSと高速道路が見えていますので、方向音痴の方は目印にして歩くようにしましょう。
高架橋の北側にコックピットのお店があります。
地図でいうことここになります。
高架橋の下を通る歩道橋があり、BTSの駅の案内板があります。
この階段を登っていきます。
進んでいくと、BTSウォンウィアン・ヤイ駅を示す案内板があります。
ひたすら高架橋の下になる歩道を歩いていくと、
BTSウォンウィアン・ヤイ駅の大きな看板が見えます。
メークロン線のウォンウィアン・ヤイ駅から歩くこと約15分で、BTSシーロム線のウォンウィアン・ヤイ駅に到着しました。
逆も特にルート的に難しくはありませんが、メークロン線のウォンウィアン・ヤイ駅の入口は通りから少し奥まったところにありますので、注意しつつ歩くようにしましょう。
まとめ
味のあるタイのローカル列車に乗れば、大都会バンコクの陰というべき、本当の庶民の生活を垣間見ることができます。
開発されているBTSやMRT沿いとか違う風景も楽しめる上に、ウォンウィアン・ヤイ駅からマハチャイ駅間は10バーツと激安ですので、ちょっとしたショートトリップ感覚で乗車するのも悪くありません。
バンコク市内の観光に飽きた方は、ぜひメークロン線の旅を楽しまれてはいかがでしょうか!