いよいよ北京経由でバンコクに向かいます。
搭乗するのは中国国際航空・エアチャイナ!2012年に『成田~北京~バンコク/シンガポール~北京~羽田』というルートで搭乗して依頼になります。
前回搭乗したいときは、サービスレベルはそれほど酷いという印象はなかったものの、問題なのは常態化している遅延です。
果たして定刻通り成田から出発することができるのか、上手く北京で乗り継ぎできることを祈りつつ、搭乗ゲートにやって来ました。
CA926成田~北京に搭乗
第4サテライトのANAラウンジをあとにして、44番搭乗ゲートに到着してみると、すでに搭乗を開始していました。
遅延するのが当たり前だと思っていたので、ちょっと拍子抜けです。
エコノミークラスは長蛇の列ができていましたが、ANAスーパーフライヤーズカード特権といいますか、スターアライアンスゴールド特権で優先搭乗させていただきます。
本日搭乗するのはエアチャイナA330-300です。
白に濃青の機体デザインはシンプルといいますか、地味といいますか、普通ですね。
エアチャイナA330-300のビジネスクラスのシート周りをチェック
エコノミークラスが満席のため、インボラでの商务舱・ビジネスクラスアップグレードをちょっとだけ期待していましたが、チェックイン時にも、搭乗時にも何も起こらず仕舞い。
よく中国語のビジネスクラス商务舱の舱は、船や飛行機の客室を表す感じなのだとか。
写真自体は降機時に撮影したものですが、A330-300はフルフラットシートを搭載しています。
足元の窮屈感もない、ゆったり仕様のビジネスクラスシートです。
エアチャイナA330-300のエコノミークラスのシート周りをチェック
そしてやって来たのが、経済舱・エコノミークラスです。
パッと見、清潔感もあり良さげに見えます。
A330-300では標準的な2-4-2のシートレイアウトになっています。
シートが今どきのスリムタイプからすると肉厚の印象を受けますが、足元が極端に狭いということはありません。
通路側の席を予約しましたが、窓側には誰も来なかったため、2席を使うことができました。
A330-300の窓側のシートと壁の間は若干スペースがあるため、窮屈な感じがあまりありません。
何かあると怖いので、安全のしおりをしっかりと読み込んでおくことにします。
イラストが中心で漢字は最低限しか使われていない、分かりやすい安全のしおりになっています。
エンタテイメントシステムの使い方は専用の冊子が用意されています。
ヘッドホンはエコノミークラスでは標準的なものです。
エアチャイナでは中型機以上ではエンタテイメントシステムを搭載しています。
A330-300は比較的新しい機種のようで、新しめのエンタテイメントシステムになっています。
ただ、言語選択は中国語、英語、フランス語の3択です。
そして謎仕様なのが、このひじ掛けと一体化されているコントローラーです。
ワイヤードタイプのコントローラーが標準的ですが、エアチャイナではまるでANAやJALの国内線用のような一体型タイプを採用しています。
エンタテイメントシステムにはいくつかゲームがあるのですが、一体どのようにして操作して遊べば良いのか、降機まで疑問のままでした。
映画やテレビ番組も当然見ることができるのですが、日本語字幕のあるものが少なく、結局1本も見ませんでした。
代わりに見ていたのが、飛行機好きにはたまらないマップです。
離陸に向けて滑走路に移動開始
定刻の15:15ちょうどにドアクローズして、滑走路に向けて移動を開始しました。
ここまで順調です。
隣にはエアカナダのB787-8が駐機していました。
エアカナダは一度は乗ってみたい航空会社です。
安全ビデオは実写とアニメーションがミックスされたもので、エアチャイナのマスコット?らしいパンダも搭乗します。
意外によくできているので、ついつい見入ってしまいます。
本日はA滑走路を使用するようです。
離陸待ちの先頭はチャイナエアラインのB747-400です。
余談ですが、チャイナエアラインとエアチャイナは一般人にとって紛らわしいようで、Yahoo知恵袋などのQ&Aサイトでは勘違いの書き込み相談にツッコミが入っているものをよく見かけます。
チャイナエアラインが離陸した次の離陸待ちは、エアチャイナのA330-300上海行きです。
面白いことに、エアチャイナでは飛行機を『上海⇒成田⇒北京』、『北京⇒成田⇒上海』のように成田でスワップする運用を行っています。
ただこの運用のおかげで、『北京が濃霧で出発が遅れも、成田からの出発は定刻通り』のような不思議なことが度々起きています。
我らが北京行きのA330-300の後ろには、デルタ航空のB747-400が控えています。
15時台は出発便、到着便ともに多いので、結局ゲートを離れて離陸するまで30分かかりました。
お待ちかねの機内食タイム
離陸してから30分ほど経過したところで、ドリンクサービスタイムとなりました。
ちょうど福井上空あたりに差し掛かったころです。
ビールを注文したところ、問答無用で提供されたのがBEKS's(ベックス)ビールです。
ドイツビールらしく、変な癖もなく飲みやすいのが特徴です。
エアチャイナでドイツビールを飲むのは変な感じですが、余っていたのが外国人だからなのか、出されたものは素直に飲むに限ります。
まずは大空に向けて乾杯です!
ドリンク提供が全乗客に終わったところで、お食事タイムとなりました。
チキンとフィッシュの選択制でしたが、チキンを選択しました。
メインの包みを取ると、あんかけが乗った唐揚げと太麺を合わせた料理でした。
予定では右側の皿の上にパンが来るはずですが、食事が終わったころに配り始めたのでスルーしました。
そしてドリンクは、エアチャイナらしい燕京(ヤンジン)ビールにチェンジしました。
北京でビールといえば燕京ビールというくらいポピュラーなんだとか。
ドリンクが揃ったところで、細かく機内食を見てみます。
唐揚げとブロッコリー、太麺をよく混ぜて食べると、これが意外にイケます!
日本人好むの塩味がちょうど良いので、ビールのあてにしました。
ポテトサラダにサラミ・ハム、トマトにピクルスという組み合わせの前菜、そしてカットフルーツは、成田で積み込まれたので安心して食べることができます。
機内食は全体的に見て、エコノミークラスでは標準的で可もなく不可もなくといった感じでした。
中国系の航空会社の機内食は、不味くて食べられないと言われていますが、そんなことはありませんので、安心してお腹を空かせて搭乗すると良いでしょう。
エアチャイナA330-300のトイレもチェック
マナーの悪い乗客が乗ると尋常でない汚れ方をするトイレですが、搭乗したA330-300は定期的に清掃が入っているようで、きれいに保たれていました。
洗面台はセンサー式、水とお湯が出るタイプです。
ハンドソープと乾燥用のローションも完備されています。
容器のデザインは、、、何とかしてほしいものですが。
トイレの臭い対策には、レモンの香りがする紙製の防臭剤がドアにぶら下がっていました。
北京に向けて降下を開始
たまった仕事を北京までの機上で片付けていると、降下の時間のなりました。
北京上空で時間稼ぎのようなくねくね飛行をして、北京首都国際空港へ向けて最終アプローチ体制を取ります。
薄曇りの中を飛行して無事着陸できました。
てっきり沖止めかと思っていましたが、ターミナルのほうに進んでいきます。
先に到着していたターキッシュエアラインズの横をすり抜けて、
無事512番ゲートに到着しました。
エアカナダ、エミレーツの乗り入れる、世界屈指の規模の北京首都国際空港です。
まとめ
搭乗したエアチャイナのCA926は、成田発15:15で北京着18:20が定刻ですが、実際には17:50に降機できました。
ただ、これは順調にいった場合であり、搭乗1週間前の出発到着時間を確認すると、1時間程度遅れるのが当たり前のような運用になっています。
北京から乗り継ぎで最終目的地に向かわれる方は、遅延は覚悟のうえでエアチャイナの利用するようにしましょう。