いよいよシントラからユーラシア大陸最先端のロカ岬に向かいます。
今回はシントラ~ロカ岬~カスカイスと403番バスで移動して、カスカイスからはポルトガル鉄道カスカイス線に乗りリスボンのカイス・ド・ソドレ駅へ行くルートです。
403番バスの時刻表をチェック
シントラ~ロカ岬~カスカイスを結ぶバスの時刻表は以下のようになっています。
6時~9時台のバスは通勤通学用で、本数は1時間に1本でロカ岬を経由しないバスもあるため要注意です。
403番バスはBilhete train&busで利用可能です。
シントラ駅を出発
403番バスはシントラ市内を周遊する434番バスと同じ、シントラ駅前バス乗り場から乗車します。
434番バスは新しめのきれいなバスです。
403番バスは、シントラ駅を出たときは意外なことに乗客は数えられるほどでした。
ただ、シントラ駅の1つ手前にあるポルテラ・デ・シントラ駅に立ち寄ると、どっと乗客が増えます。
シントラ駅は観光客のための駅、住民はポルテラ・デ・シントラ駅を利用するのでしょう。
バスの車窓からはポルトガルの赤い瓦の家々が見えます。
403番バスは、途中で学校帰りの子どもたちを乗せては降ろすという、生活に欠かせないインフラであることを知りました。
30分ほど走ると乗客は観光客のみになり、大西洋に向けてくねくねしたカーブを何度も曲がり進んでいきます。
しばらくすると風景が一変し、花が一面に咲き誇るようになり、
ロカ岬の灯台が見えるようになりました。
ロカ岬に到着
403番バスはロカ岬入口にあるお土産物屋さん(郵便局を兼ねる)前に到着します。
乗り場も降り場も同じです。
まずは再度時刻表をチェックします。
30分おきにバスが走っていることを確認し、1時間の観光スタートです。
バス乗り場から遥か遠くに塔が見えます。
近づいていくと
ロカ岬を示すモニュメントでした。
ユーラシア大陸の東の端である日本から、ユーラシア大陸の最西端までやってきたという感動を感じた瞬間でした。
思えば遠くに来たものです。
ユーラシア大陸の最西端を制したので、次は最北端、最東端、最南端を制なければ!と調べたみたところ、
チェリュスキン岬は北極近く、デジニョフ岬はアラスカ近くと、現実に旅で行けるような場所でないことが判明。
タンジュン・ピアイはシンガポールに近いジョホール・バルから行けるので、シンガポール旅行のついでに立ち寄ることができそうです。
ロカ岬は先端まで柵がないので見に行くことができます。
ただ、崖から落ちたら、、、
海の藻屑となるので、気をつけたほうが良さそうです。
ロカ岬の周りにあるのは灯台と草原と花々だけです。
強い潮風を受けても咲き続けるということは、相当強い花なのでしょう。
何の花かは不明です。
バスの時刻まで余裕があるので、灯台の方までやってきました。
灯台の建物内には入れませんが、周囲は散策できます。
灯台からロカ岬を見るとこんな感じです。
尖った先端が最西端なのでしょう。
カスカイスに向けて出発
403番バスに乗ってカスカイスを目指します。
ロカ岬のバス乗り場に、シントラ行き、カスカイス行きのバスが同じタイミングでやってきましたが、大半の観光客がカスカイス行きに乗り込みました。
どうやら、リスボン~シントラ~ロカ岬~カスカイス~リスボンが定番ルートで間違いないようです。
ロカ岬からカスカイスまで、途中渋滞もあったせいか1時間ほど走って到着しました。
田舎のコミュニティーセンターのように見えますが、これがカスカイス駅です。
近くにはカスカイスヴィラショッピングセンターもあるので、お茶を飲んだり電車出発までの時間つぶしができます。
シントラ線の赤い電車と違って、カスカイス線の電車は黄色です。
カスカイス線はカスカイス、かつてF1ポルトガルのグランプリを開催していた保養地のエストリル、ジェロニモス修道院があるベレンを通ってリスボンのカイス・ド・ソドレ駅に至る路線です。
カイス・ド・ソドレ駅はリスボン地下鉄ブルーラインや路面電車の駅もある交通の要所になっています。
1時間ほど大西洋を見ながら電車は走り、夕方前にリスボン市内に到着できました。
まとめ
ロカ岬は感動しますが、1時間の滞在はちょっと長すぎました。
時間をつぶすにもお土産物屋と観光レストランが1軒ずつしかないため、時間を持て余すことに成ります。
20分あればざっと見学できますので、時間がない方はバスの時刻表を確認した上で、手早く観光しても良いのではないでしょうか。