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ANA羽田~ニューヨーク・シカゴ・クアラルンプールを2016年冬ダイヤから開設

ANA 787-9

2016年6月29日に、2016年10月30日からの冬ダイアからの羽田とニューヨーク、シカゴのダイアが発表されました。

すでに2016年夏ダイアの成田からニューヨーク、シカゴの2便のうち、1便を羽田に移すことは発表されていたため、それほどのビッグニュースではありませんが、こっそり羽田~クアラルンプールの新設が含まれているあたりが驚きです。

今回の増便、そしてダイア編成の意図は何かを考察してみました!

気になるANA羽田~ニューヨーク・シカゴ・クアラルンプールのダイア

東京(羽田)~ニューヨーク

NH110 東京/羽田(10:20)〜ニューヨーク(09:00)
NH111 ニューヨーク(16:55)〜東京/羽田(20:30+1)

東京(羽田)~シカゴ

NH112 東京/羽田(10:50)〜シカゴ(07:40)
NH113 シカゴ(16:15)〜東京/羽田(20:30+1)

東京(羽田)~クアラルンプール

NH885 東京/羽田(00:05)〜クアラルンプール(06:35+1)
NH886 クアラルンプール(14:15)〜東京/羽田(22:05)

併せて、羽田~ホノルル、ロサンゼルスのダイアも変更されました。

東京(羽田)~ホノルル

NH186 東京/羽田(21:55)〜ホノルル(10:55)
NH185 ホノルル(13:10)〜東京/羽田(17:25+1)

東京(羽田)~ロサンゼルス

NH106 東京/羽田(22:55)〜ロサンゼルス(15:50)
NH105 ロサンゼルス(00:05)〜東京/羽田(05:05+1)

ニューヨーク、シカゴのダイアを見る限り、午前の成田発、夕方のニューヨーク、シカゴ発をそのまま移行した感じです。

一方、羽田~クアラルンプールは新規開設、しかも羽田の深夜枠を巧みに使っている辺りが、JALの羽田~ホーチミン線を連想させます。

仮に、成田発各地行きの2016年夏ダイアが、2016年冬ダイアでも変わらないとすると、

東京~ニューヨーク

NH110 東京/羽田(10:20)〜ニューヨーク(09:00)
NH10 東京/成田(16:40)〜ニューヨーク(16:25)※
NH103 ニューヨーク(12:30)〜東京/成田(15:25+1)※
NH11 ニューヨーク(16:55)〜東京/羽田(20:30+1)

東京~シカゴ

NH112 東京/羽田(10:50)〜シカゴ(07:40)
NH12 東京/成田(17:10)〜シカゴ(14:45)※
NH113 シカゴ(11:00)〜東京/成田(13:55+1)※
NH13 シカゴ(16:15)〜東京/羽田(20:30+1)

東京~クアラルンプール

NH885 東京/成田(17:20)〜クアラルンプール(23:15)
NH885 東京/羽田(00:05)〜クアラルンプール(06:35+1)※
NH886 クアラルンプール(07:00)〜東京/成田(15:00)※
NH886 クアラルンプール(14:15)〜東京/羽田(22:05)

※は仮定のダイアです

こんな感じになります。

東南アジア各都市~東京~北米の乗り継ぎの選択肢が増え、ANAのいうハブ・アンド・スポーク戦略がさらに加速することになります。

さらに2017年に新規就航地の縛りがなくなるJALに対抗する布陣を張ることができます。

北米路線とシンガポール、バンコク、ジャカルタとの接続はどう変わるのか

ちなみにシンガポール、バンコク、ジャカルタの2016年の夏ダイアでは、

東京~シンガポール

NH843 東京/羽田(00:15)〜シンガポール(06:30)
NH841 東京/羽田(10:55)〜シンガポール(17:20)
NH845 東京/成田(17:00)〜シンガポール(23:15)
NH801 東京/成田(18:05)〜シンガポール(00:15+1)
NH846 シンガポール(00:35)〜東京/成田(08:45+1)
NH802 シンガポール(06:00)〜東京/成田(14:101)
NH842 シンガポール(11:00)〜東京/羽田(19:10)
NH844 シンガポール(22:15)〜東京/羽田(06:30+1)

東京~バンコク

NH849 東京/羽田(00:30)〜バンコク(05:00)
NH847 東京/羽田(11:05)〜バンコク(15:40)
NH807 東京/成田(16:55)〜バンコク(21:35)
NH805 東京/成田(18:20)〜バンコク(23:15)
NH808 バンコク(00:30)〜東京/成田(08:40)
NH806 バンコク(06:50)〜東京/成田(15:10)
NH848 バンコク(10:25)〜東京/羽田(18:45)
NH850 バンコク(22:10)〜東京/羽田(06:20+1)

東京~ジャカルタ

NH855 東京/羽田(10:15)〜ジャカルタ(15:55)
NH835 東京/成田(18:05)〜ジャカルタ(23:55)
NH836 ジャカルタ(06:15)〜東京/成田(15:50)
NH856 ジャカルタ(21:25)〜東京/羽田(07:10+1)

こんな感じになっています。

仮に2016年夏ダイアが2016年冬ダイアも変わらないのであれば、ニューヨーク、シカゴとシンガポール、バンコク、ジャカルタ、クアラルンプールの乗り継ぎがスムーズになります。

ニューヨーク、シカゴ~羽田~シンガポール、バンコク、クアラルンプール

NH111 ニューヨーク(16:55)〜東京/羽田(20:30+1)
NH113 シカゴ(16:15)〜東京/羽田(20:30+1)

NH849 東京/羽田(00:30)〜バンコク(05:00)
NH843 東京/羽田(00:15)〜シンガポール(06:30)
NH885 東京/羽田(00:05)〜クアラルンプール(06:35+1)

シンガポール、バンコク、ジャカルタ~羽田~ニューヨーク、シカゴ

NH844 シンガポール(22:15)〜東京/羽田(06:30+1)
NH850 バンコク(22:10)〜東京/羽田(06:20+1)
NH856 ジャカルタ(21:25)〜東京/羽田(07:10+1)

NH110 東京/羽田(10:20)〜ニューヨーク(09:00)
NH112 東京/羽田(10:50)〜シカゴ(07:40)

まとめ

ANAの国内線の拠点である羽田空港からニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、ホノルルの4便を飛ばせるのは、日本人だけではなく、東南アジアの人たちにとってもメリットがあります。

さらにタイ国際航空、シンガポール航空、ユナイテッド航空、エアカナダを組み合わせれば、東京に滞在する時間も有意義に生かせるようになるので、ただのトランジット経由地が、ビジネス・観光の両面で活性化することでしょう。


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