新たな旅のスタートの出発は、成田空港第1ターミナル南ウイングからです。
今回の行先はタイの首都バンコク、利用するのは中華人民共和国のフラッグシップである中国国際航空・エアチャイナです。
ただ、フラッグシップといっても、規模では同国の中国東方航空、中国南方航空では劣勢です。
まあそれは置いておいて、今回のバンコク行きを敢えて中国国際航空利用にしたのは、単純にチケットが安かったから!
HIS系の海外格安航空券(飛行機チケット)・海外航空券+ホテルの検索・予約サイトであるアプライズで、燃油サーチャージ込みで28,800円という価格でチケットをゲットしました!
成田空港第1ターミナル南ウイングはチェックインカウンターを一新していた
成田空港第1ターミナル南ウイングは、スターアライアンス各社が集結するターミナルです。
スターアライアンスの掲げる『Move under one Roof〜(ひとつ屋根の下に集結)』コンセプトに基づき、スターアライアンス各社の航空会社が、2006年6月2日にANAが第2ターミナルから第1ターミナル南ウイングに移転するのに合わせて集結しました(ニュージーランド航空などの一部の航空会社は後に移転)。
その際に、カウンターを各航空会社別に設置するのではなく、ファーストクラス・ビジネス・エコノミーのような搭乗クラス別エリアを設けて、そのエリア内に各航空会社がカウンターを設置する形にしました(シンガポール航空を除く)。
Aはスターアライアンスゴールド専用(ほぼANA専用)、Bがファーストクラス(ANA、ユナイテッド航空、ルフトハンザ、スイスインターナショナルエアラインズ、アシアナ航空、タイ国際航空等)、Cがビジネスクラス、そしてD以降がエコノミークラスという分け方でした。
世界に先駆けた画期的なカウンター設置形態ではあったのですが他の空港に広まることはなく、分かりにくいし、使い勝手が悪いということで、導入から10年目の2016年にすっぱり辞めてしましました。
カウンター配置を一新した成田空港第1ターミナル南ウイング。
パッと見では何がどう変わったのか、航空ファン以外には違いがわかりません。
よーく天井からぶら下がっているアルファベットのエリア表記を見ると、以前あった『FIRST CLASS』『BUSINESS CLASS』『ECONOMY CLASS』表記が消えていました。
リニューアル以前は各航空会社のロゴの横にチェックインカウンターのアルファベットの表記がある形でした。
孤高のシンガポール航空は、チェックインカウンターを分けて運用することを拒否し、ずっと同一カウンターでクラス別のチェックインを行っていました。
それがリニューアルを機に、スッキリした案内表記に変更されました。
成田をハブにしているANAは便数が多いため、複数のカウンターを使用しています。
中国国際航空のチェックインカウンター前はカオス状態だった
成田空港の場合、ANAのような朝から全便のチェックインを受け付けている航空会社を除くと、出発の2時間30分前にカウンターオープンをして、チェックインを受け付けています。
搭乗予定のCA926北京行きの出発時刻は15:15で、中国国際航空のカウンターがあるFに到着したのは11:30、そこで見たのが、、、
チェックインカウンター前にできた凄い行列!出発便が重なる夕方や、正月やお盆などの連休でもないのにこの人出です。
混み合う理由は、15:15発CA926北京行きに加えて、14:55発のCA930上海行きの2便のチェックインがあるからでした。
しかもビジネスクラス・スターアライアンスゴールドのチェックインカウンターの行列もかなり長く(間違って並んでいるか、確信犯的に並んでいる人もいる)、閉口していたところ!自動チェックイン機があることに気が付きました!
成田空港第1ターミナル南ウイングの自動チェックイン機を使ってみた
先にチェックイン機で手続きをすれば、荷物の預け入れも最短で済むと思い、早速成田空港第1ターミナル南ウイングのリニューアルオープンに合わせて導入された最新の自動チェックイン機を使ってみます。
各チェックインカウンターの横に自動チェックイン機が設置されています。
チェックインできる航空会社名が画面に表示されていますが、成田空港第1ターミナル南ウイングに乗り入れている全スターアライアンス加盟航空会社ではないようです。
中国国際航空のロゴもしっかり表示されていますので、早速手続きを進めます。
中国国際航空のロゴをタッチすると、処理中の旨が中国語で表示されます。
10秒ほど待つと、言語設定画面が表示されました。
中文は中国語の簡体字、繁体中文は台湾・香港で使われている文字です。
成田空港ということもあり、きちんと日本語も用意されています。
日本語をタッチすると、続いて危険物についての注意書きが表示されます。
特に注意すべきなのが、預け入れ手荷物にリチウムイオン電池を入れることです。
リチウムイオン電池は、スマートフォン、モバイルバッテリーなどで使われており、旅の予備として預け入れ手荷物に入れていると、中国の空港での乗り継ぎ時の荷物検査で引っ掛かり、荷物を開けられて没収されます!
管理人もデジタルカメラのバッテリーをうっかり預け入れ手荷物の中に入れ、最終到着地のバンコクで荷物を開けて取り上げられていることに気が付いたくらいです。
画面は搭乗手続き、オンラインチェックインを済ませた人向けの搭乗券印刷などの選択画面になります。
今回は搭乗手続きに進みます。
続いて、パスポートの顔写真が載ったページを自動チェックイン機で読み取ります。
パスポートの読み取りが終わると、航空券番号か予約番号を入力する画面になります。
続いて搭乗者名とフライト情報が表示されます。
乗り継ぎ便も最終目的地までの発券ができるようです。
が!発券間際で搭乗手続きが開始されていないので、時間になったら手続きをするように指摘されてしまいました。
結局カウンターでチェックインすることに
てっきりチェックインカウンターが開く前に搭乗手続きができるのが自動チェックイン機と思っていましたが、どうやら違うようです。
また一から操作をやり直すのが面倒になり、結局ビジネスクラスのカウンター前の列に並びました。
手続き自体は15分ほど並んで終了しました。
成田空港第1ターミナルの北・南ウイング共に設置された大きな出発便の案内板!これを見るだけでワクワクしてきます!
そしてスターアライアンスゴールド会員は、長い手荷物検査場待ちの列に並ぶことなく、スターアライアンスゴールドトラックで素早く検査を済ませることができます。
手荷物検査場後の窓から、34番ゲートに駐機しているエバー航空のA321をパチリ!
2016年11月からは期間限定で『ぐでたまジェット』が投入されています。
まとめ
ただの平日にも関わらず、中国国際航空のカウンターは劇混み!それだけたくさんの観光客が日本に来ているという表れかもしれません。
一応、中国国際航空はスターアライアンスメンバーですので、上級会員特権でスムーズなチェックインができましたが、これが普通に列に並んでいると一体どれくらい時間がかかるのか、、、考えただけでも恐ろしいです。
そのため搭乗手続きは、『自動チェックイン機利用で発券+手荷物預かりは専用カウンターで』がスムーズに行うようにしましょう。