世界遺産の町であるアユタヤは、バンコク郊外にあるため日帰り観光ができることで有名です。
アユタヤは、バンコクから70キロ程度の距離にあるため、列車やバスを利用すれば簡単に観光できそうな気がしますが、遺跡のあるエリアは現在の街の中心部から離れているため、トゥクトゥクのチャーター、あるいは自転車をレンタルするなどしない限り、徒歩で観光するのは無謀!
そこで積極的に活用したいのが、バンコク現地発のツアーです。
現地発ツアーは、日本からのパックツアーに付いている、いわゆるオプショナルツアーと同じで、専用のバスなどでガイドさんが観光の見どころを案内してくれます。
今回は海外各地の現地発ツアーを多数扱うVELTRA経由で、バンコク午後発のアユタヤ遺跡ツアーに参加してみました。
集合場所はバンコク中心部MBK近くのホテル
今回参加したのは、13:00〜18:30の所要時間にして5.5時間の日本語ガイド付きのアユタヤ遺跡ツアーです。
集合場所は、バンコクのショッピングスポットとしてはお馴染みのMBKが最寄りのBTSナショナルスタジアム駅から徒歩7分くらいのところにあるサイアム・デザインホテル&スパの1Fでした。
ホテルのロビー前のイスに腰掛けていると、ツアーのガイドさんが迎えに来てくれます。その際の名前を確認されますので、間違って違うツアーに連れて行かれるようなことはありません。
ホテルから大型バスに乗ったのは全部で5名、その後近くのレストランに移動して、午前中バンコク市内観光に参加していたツアー参加者を乗せて、一路アユタヤに向かいます。
バンコク市内を走っている今にも壊れそうなボロいバスではなく、ツアー用のバスはピカピカの新型ですので安心です。
リクライニングは深く倒れるうえに、足元も広いので、バンコクからアユタヤまでの1時間弱の移動もゆっくり過ごせます。
バスの車内では日本語が堪能な男性ガイドさんが、タイの国の歴史とアユタヤ王朝を丁寧にしてくれますので、遺跡についてちんぷんかんぷん状態で見学しなくて済みます。
見学先①ワット・ロカヤスタ
涅槃仏像が野ざらし状態である寺院です。
ちなみに寝釈迦仏の長さは全長28メートルと巨大です。
見学先②象乗り場
「タイといえば象」ですが、その象に乗って遺跡を見ることができます。
ただし、ツアー代金には象乗り体験は含まれず(別料金300バーツ程度・・変動あり)、希望者だけが乗ることになります。
象乗り体験をしたい方は、仮に何らかにアクシデント(象が暴れて地面に投げ出される等)があっても責任は全て自分にある旨の承諾書を事前提出する必要があります。
象乗り体験をしない方は、象乗り場に併設されている売店で時間を潰せます。
見学先③ワット・プラ・シー・サンペット
アユタヤ王朝の歴代の王の遺骨が納められていいます。
仏塔に登ったり、壊したりしないように、タイ語・英語・日本語で注意書きの看板が備え付けられています。
ワット・プラ・シー・サンペットの至る所で、崩壊を防ぐために足場を組んだり、修復保存工事が今も進められています。
見学先④ワット・マハタート
木の根っこに仏像の頭が埋もれていることでお馴染み、アユタヤ遺跡で最も人気のあるのがワット・マハタートです。
寺院自体はビルマによる侵攻で破壊されているため、遺跡自体は修復された寺院跡があるのみです。
人気の遺跡らしく、こちらもタイ語・英語・日本語・中国語で注意書きの看板が備え付けられています。
見学先⑤ワット・ヤイ・チャイ・モンコン
アユタヤの中で一番高い仏塔があるのがワット・ヤイ・チャイ・モンコンです。
他の寺院跡とは違い、ワット・ヤイ・チャイ・モンコンは現在も寺院として利用されています。
5箇所の見学が終わったタイミングでバスに戻ると、冷たいミネラルウォーターとおしぼりが提供されました。
まとめ
アユタヤの5箇所の観光スポットを見終えたのが17:30。その後一路バンコクへ高速道路をひた走り、19:00にBTSチットロム駅前にあるインターコンチネンタルホテルでツアー解散となりました。
バンコク現地発のアユタヤツアーは、今回のようなアユタヤ遺跡だけをコンパクトに周るツアーもあれば、水上マーケット見学も含むツアーもあるなど、バンコク近郊の人気スポットを効率よく周れる複数のプランがあります。
ぜひ貴重なバンコク滞在時間を上手く使って、効率よく観光をしてみてはいかがでしょうか!