シンガポールは、主に中国系75%、マレー系13%、インド系8%で構成された他民族国家です。
最も少ないインド系の人たちがメインの街が、その名もリトルインディアです。
ただ、印僑ものいわれるインド系の方々のパワーは華僑のも引けを取らず、街は躍動感であふれています。
高層ビルが林立するシンガポールのイメージとは違った、シンガポール庶民の息吹を感じられるリトルインディアにあるテッカ・センターをご紹介します。
テッカ・センターへ潜入
テッカ・センターは、生鮮市場、ホーカーズ(屋台)、衣料雑貨品が1つにまとめられたシンガポール島内屈指のマーケットです。
テッカ・センターの入口、中国語では竹足中心と書くようです。
リトルインディアの真ん中、MRTの駅からもすぐなので交通の便は良いところにあります。
テッカ・センターの生鮮市場が入口すぐのところにあります。
新鮮そうなマンゴーとドリアンが仲良く並んでいます。
隣にはドラゴンフルーツ、スイカ、パパイヤがこれでもかと置かれています。
テッカ・センターの市場は、果物や野菜のような生鮮食品だけではなく、牛肉・豚肉・羊肉も売られています。
アジアによくある大きな木のまな板の上で、豪快に肉を解体していく様子を見ることができます。
市場の横にはホーカーズが並んでいます。
ホーカーズはシンガポールのあちこちにありますが、テッカ・センターのホーカーズはリトルインディアという立地のせいか、インド料理の屋台が多いです(中華料理やマレー料理の屋台もあります)。
利用している人は、圧倒的にインド系のローカルの方でした。
何か注文してみようと思いましたが、ここに来る直前にチキンライスの食べ比べをしていたのでパスしました。
テッカ・センターの2Fは激安衣料雑貨店
ホーカーズの横にある怪しげな階段を登っていくと、ガネーシャが祀られた祠がありました。
ガネーシャは、人間の体に片方の牙の折れた象の頭をついたヒンドゥー教の神様で、商業や学問のご利益があるそうです。
なぜか仏教国のタイでもよく見かけます。
テッカ・センターの2Fは、衣料品と雑貨の店が所狭しと並んでいます。
通路ギリギリまで商品が陳列されているので、混み合う店の前は渋滞ができています。
女性向けの民族衣装・ドレスは18シンガポールドルくらいのようなので、値段はかなり手頃のようです。
足をのばしてリトルインディアをぶらぶら
テッカ・センターを出るとリトルインディアのメインストリートがあります。
パラソルが道路わきにずらっと並んでいます。
テッカセンターの市場と同じく生鮮野菜が売られています。
シンガポールは島国で面積が狭いので、売られている野菜の大半は輸入品のようです。
日本では見かけないような野菜が並んでいるので、思わず手に取ってみたくなりますが、買わないのに触ると良い顔はされません。
大きな通りの横道には観光客向けの雑貨店が並んでいます。
こちらは電化製品やスマートフォン、旅行代理店が並ぶエリアです。
インド各地への飛行機が手配できるようです。
リトルインディアのテッカ・センターへの行き方
MRTリトルインディア駅で下車し、C出口を出るとテッカ・センターの入口になります。
駅の案内板に沿って行けばたどり着けます。
まとめ
シンガポールにいながらインド気分が味わえるのがリトルインディアの特徴!
そして気分だけではなく、味もショッピングも楽しめるところが良いですね。
全体的に食べ物も衣料雑貨品も価格は安めなので、ばらまき用の土産物を買うにはちょうど良い街です。