いつも海外へ行く場合には、成田空港か羽田空港からの出発になるのですが、今回は訳あって南国宮崎空港からの出発になります。
宮崎空港には2017年5月時点では、ソウル行きのアシアナ航空、台北行きのチャイナエアライン(以前はエバー航空が乗り入れていましたが撤退)、香港行きの香港航空の3社が国際線で乗り入れています。
近年アシアナ航空は、日韓線の不採算路線を子会社のエアソウルに次々移管する中、しぶとく仁川〜宮崎線はアシアナ航空本体が飛ばしています。
おかげで今回の旅は全線ANAのマイレージとプラチナポイントを稼ぐことができました。
宮崎空港では上級会員でもラウンジ利用ができない
宮崎空港の国際線チェックインカウンターは、アシアナ航空、チャイナエアライン、香港航空が仲良く並ぶ配置になっています。
もう1社くらい配置的には加わることができそうですが、果たして宮崎空港に乗り入れたいと手を挙げる航空会社があるかは疑問です。もしあるとすれば上海便を中国東方航空あたりが飛ばすくらいでしょうか。
チェックインカウンターでANAスーパーフライヤーズカードを提示して、荷物にゴールドのタグを付けてもらったのを確認して、チケットを受け取ります。
チケットは宮崎〜ソウル仁川、仁川〜バンコクの2枚を受け取ることができたのですが、宮崎〜ソウル仁川のチケットにラウンジ情報が記載されていません。
スタッフに聞いてみたところ、「スターアライアンスゴールドメンバーは宮崎空港にあるラウンジ大淀(ANAとJALの共同ラウンジ)は使えない」という悲しい事実を突きつけられました。
それならばと「食事券の類もないのですか?」と聞いてみましたが、「食事券の配布もありません」とのことでした。
宮崎空港は国内線と国際線の出発案内が混在しているところがおもしろいです。ちなみに国内線の最大勢力はANA、それに続くのが本社のあるソラシドエア、そしてJALの順になります。
元々羽田や伊丹線はANAが独占していたところを、1980年台から90年台にかけてJASやJALが乗り入れるようになった経緯があります。
地方空発に後づけで国際線施設を作った弊害と思うのが、手荷物検査が2回ある点です。まずは国内線用の手荷物検査場を通過します。
さらに国際線用の搭乗待合室まで制限区域内を移動する羽目になります。
国際線搭乗待合室の入口は、国際線の就航がない時間帯は閉鎖されています。
ソウル仁川行きのOZ157は、スターアライアンスメンバーのANAとなぜかエティハド航空との共同運航便になっています。アビダビと宮崎の関係性が不明です。
国際線搭乗待合室内はコンパクト
搭乗1時間前に国際線搭乗待合室の扉が開き、2度目の手荷物検査を受けた後は、いよいよ出国審査!といっても並んでいる人はいないので極めてスムーズ。ただ係員が暇?なのか、目的地は韓国なのか、乗り継いで他の国行くのかを聞かれました。
宮崎空港の国際線搭乗待合室は免税店とソファーが並ぶシンプルなスペースになっています。国内線ターミナルに後づけで作られた割には、まずまずといった感じがしました。
宮崎空港の免税店だけあって、宮崎土産がズラッと並んでいます。宮崎名物?川越シェフのカレー、炭火焼きチキン、チキン南蛮のレトルトパウチが売れ筋のようです。
一方で宮崎名物ではない白い恋人、ROYCEなども販売されています、、、、、「日本土産」という位置づけなのでしょうか。
免税店以外にトイレがあるだけの国際線搭乗待合室の収容人数は、パット見で250名くらいです。
搭乗開始10分前になるとアシアナ航空の係員が現れて、搭乗ゲートへの案内が始まります。
搭乗ゲート5、6番は国際線の利用がない時間帯は、国内線でも利用できるように設計されています。貴重な搭乗ゲートを上手に使いまわせるようにしているあたりが地方空港らしいです。
搭乗ゲート6番にはソウル仁川行きのA321-200がスタンバイしていました。
まとめ
今回利用したソウル仁川行きの仁川国際空港到着は14:00で、夕方各地に向けて出発する便にスムーズに乗り継ぐことができます。
地方空港から羽田や成田、関西を経由せずに海外へ向かう方が多いとは聞いていましたが、確かにわざわざ国内で乗り継がなくて良いので便利だと思いました。